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ウエーブドライブ A2[ミズノ]

●サイズ:22.5~29.0cm
●カラー:
 ブラック×ホワイト/ライム、
 レッド×ゴールド/ブラック

軽量&素足感覚の人気モデルがパワーアップ
『A』は勝つために進化する

 12年に登場したミズノの高性能シューズ『ウエーブドライブ A(以下『A』)』は軽量&高いグリップ力が人気の商品だった。その『A』がさらなる進化を遂げたのが今回紹介する『ウエーブドライブ A2(以下『A2』)』。 まず目を引くのがそのカラーリング。『A』も鮮やかなブルーで注目を集めたが、『A2』は「ブラック×ライム」と「レッド×ゴールド」の2種類があり、どちらのカラーもかなり目立つ。従来の卓球シューズは白をベースにした商品が多かったが、近年は『A』の影響もあってか、蛍光カラーなどを用いた鮮烈な色使いの商品を各メーカーが発売。そんな派手なカラーのアイテムが並ぶ中で『A2』はさらに一歩先を行く、人の目を引きながらもクールさを追求したカラーリングになっている。
 もちろん進化したのはビジュアルだけではない。機能性の面でも大きくグレードアップ。前後で分かれているセパレート型のアウトソールは『A』を踏襲しつつ、プレーに影響のない部分を限界まで削ることでさらに軽量化されている。アッパー部分も様々な改良が加えられており、メッシュ素材の多用による通気性向上もそのひとつだ。
 実際に履いてみると、足がしっかり収まってくれて、シューズとの一体感がある。素足感覚が謳われているが、履いてみると意外にソールはしっかりとした印象で、衝撃を吸収するクッション性能の高さも感じることができた。また、長時間履いていてもムレが気になることはなく、長丁場の練習や試合でも、最後まで心地良いプレーができそうだ。少しでも気になったらショップで履いて、この性能の高さを実感してほしい。
 「エース」とはどんな状況下でも周囲から勝利を求められ、その期待に応える存在である。この『A2』はまさに卓球シューズ界の新たな「エース」と言える逸品だろう。

●アウトソールは前身モデルの『A』と同じくセパレートタイプ。グレー部分のラバーの硬さを変え、あえて少しすべらせる設計になっている

●足を入れるとかかとがしっくり収まるインソールはスポンジを厚めにカット。フィット性を高めることで足指に力が入り、踏ん張りのきく構造に設計されている

担当:王国編集部