●スピン系テンション裏ソフト
●MAX・2.0・1.8mm
「プレイヤーの目線に立って商品の開発を進め、より良い商品を適正価格で提供する」。これは2018年のTSP総合カタログの巻頭に記されている一文だ。
卓球を始めたばかりの初心者から中級者、そして上級者と、すべてのカテゴリーをターゲットにした商品群が豊富なTSPだが、それは看板ラバーの『ヴェンタス』シリーズを見るとよくわかる。
『ヴェンタス』には、スピードに特化した『ヴェンタス スピード』、スピンを追求した『ヴェンタス スピン』、テンション系ながら使いやすさが定評の『ヴェンタス ソフト』、初級者に向けたノンテンションの『ヴェンタス ベーシック』と、選手のレベルに応じた性能をラインナップしている。その『ヴェンタス』から、シリーズ最高の性能を持った『スーパーヴェンタス』が、今春発売された。
「実は『スーパーヴェンタス』の開発は、昨年2月に発売された『ヴェンタス ベーシック』と同時にスタートしていましたが、全国大会に出場するような上級者が使っても満足できる性能にしたいという思いがあり、開発に時間がかかりました。
『スーパーヴェンタス』は『ヴェンタス』シリーズに属していますが、トップシート、スポンジとも他の『ヴェンタス』とは配合を変えています。シリーズ共通の性能であるORCは継承していますが、スーパーORCという表現を使いたいほど、格段に性能を高めることができました」と開発担当の仲村錦治郎氏。
『スーパーヴェンタス』は、スピード、スピンともにシリーズ最高値を叩(たた)き出しているが、扱いにくいというラバーではない。それは兄弟ブランドであるVICTASとの差別化を明確にしているためだ。
「『スーパーヴェンタス』は硬度が47.5度と硬めですが、トップシートを軟らかくしたことでインパクトでボールがしっかりと食い込んでくれます。スピードが出ながらボールが上に飛ぶという独特の弧線になります。高性能ラバーですが、TSP愛用者が好む使いやすさのテイストは残しました」(仲村氏)。
これまでの『ヴェンタス』シリーズが持つ個性を集約し、中級者から上級者をターゲットにしたTSP渾身(こんしん)の1枚。
ワンランクアップを狙う選手は、卓球市場に咲いたサクラ色のスポンジをまとう『スーパーヴェンタス』を手にしてみてはどうだろうか。
スピン系テンションの『スーパーヴェンタス』に搭載されたサクラ色のスポンジ
担当:王国編集部
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