「何だコレは!」と思わず手に取ってしまうこと間違いナシ。新鮮な驚きをもたらすシューズが登場した。
ミズノの新作シューズ『ウエーブメダル SP3』の最大の特徴は、靴ひもに代わる新機能として搭載されたBoa(R)クロージャーシステム。すでにミズノ製のゴルフシューズなどに採用されているが、ダイヤル部分を時計回りに回すだけでワイヤーレースを締めることができ、「ポン」と上に引っ張り上げればストッパー解除。すぐに緩めることができる。
ミズノ・グローバルフットウェアプロダクト本部の中谷俊貴さん曰く、「より多くの方にミズノのシューズを履いていただくため、革新的なものを打ち出したかった」という意欲作。どんな選手にも優しい「魔法のシューズ」だ。
実際に履いてみると、印象的なのは「安心感」。ワイヤーレースが均等に締まるので、足の甲をきっちりホールド。靴ひものように緩むこともほどけることもなく、シューズの中で足が動くこともない。まったく足元に不安を感じずにプレーできるのだ。
そして特筆すべきは脱ぎ履きのしやすさ。「非常に脱ぎやすく、履きやすいので、年配のプレーヤーの方にぜひ履いてもらいたいですね」(中谷さん)。ダイヤルのストッパーを解除すればすぐ脱げるし、履く時にはものの5秒で理想のフィット感に到達。年配のプレーヤーにはありがたい機能だが、若者だってこの恩恵にあずかりたい。
Boa(R)クロージャーシステムは耐久性もテストを繰り返し、まったく問題なし。従来のモデルより5~10gほど重くなるものの、もともと『ウエーブメダル』はクッション性重視のシリーズなので、大きな違和感は感じないだろう。
贅沢を言えば、ネイビー×ゴールドの渋い配色の中で新システムは少々「浮いている」感はあるが、今後解決されていく部分だろう。様々なスポーツシューズでノウハウを蓄積した、総合スポーツメーカーの実力を感じる一足だ。
Boa(R)システムはアメリカのBoa Technology社の登録商標。ダイヤル部分を時計回りに回すと(上写真)、ワイヤー部分(右写真)が締まる
担当:王国編集部
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