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インフレクト[国際卓球]

※国際卓球各店舗
 およびWEBのみでの取り扱い
●ニッタク製
●攻撃用シェークラケット
●木材7枚合板
●グリップ:FL・ST

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絶妙ポジションに目をつけた
国際卓球オリジナルブレード

 首都圏に5店舗を構える国内最大規模の卓球ショップと言えば、ごぞんじ国際卓球。これまでも専門店ならではの視点で「そこを突(つ)くか!」とひざを打ちたくなるオリジナルラケットを開発・発売してきたが、またしても新たなラケットのリリースに踏み切った。
 今回、国際卓球が開発した『インフレクト』はニッタクと協力し、合板の構成から木材の選定まで、こだわり抜いて製作された日本製ラケット。弾(はず)みを持たせながらも、回転のかけやすさにこだわった7枚合板で、国際卓球スタッフだけでなく、インターハイ上位クラスの高校生にも試打をしてもらい、発売に至った自信作である。開発を担当した国際卓球・渋谷店の神健介さんに『インフレクト』開発の経緯を語ってもらった。
 「各メーカーさんのラインナップにあるような性能のものを作っても仕方がないので、他にはない独自の性能のラケットを開発したいと考えていました。5枚合板からスタートする初級者が多いかと思いますが、2本目ですぐにトップ選手が使うような特殊素材や弾む7枚合板に移行するのは難しい。だからこそ、そうした選手にも使いやすい、5枚合板と7枚合板の中間的性能を目指しました。ラケットを薦(すす)めるショップ側としても、選ぶ側のお客さんにとっても、新たな選択肢(し)になるラケットだと思っています」
 この『インフレクト』、7枚合板と言っても、あくまで5枚合板に非常に近い7枚合板。ベースとして回転のかけやすい5枚合板があり、そこに弾みをアップさせるスパイスとして極薄の木材2枚を組み込んだイメージだ。5.8mmと薄めの板厚がしなりを生み、弾みと回転のかけやすさを両立、さらに7枚合板としては軽量な平均85g という重量を実現させている。
 神さん曰(いわ)く、今主流のスピン系テンションとの組み合わせがオススメとのことだが、球持ちの良いブレードは、硬めのスピン系テンションの扱いにくさも緩和(かんわ)してくれそうだ。インターハイ上位クラスの高校生の試打でも「台上技術がやりやすい」「回転をかけてコントロールできる」などの声があったという。
 派手さがあるラケットではないが、あえて絶妙なポジションに位置する性能を目指したあたりはさすが専門店目線。『インフレクト』には一般愛好家と直(じか)に接し続ける「用具のプロ」ならではの、こだわりとアイデアが詰まっている。

7枚合板としては薄めの5.8mmの板厚。硬質な黒い木材が弾みを向上させている

担当:王国編集部