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レゾラインJL[バタフライ]

●卓球シューズ
●サイズ:19.0、20.0、21.0~25.0cmの11サイズ
●アッパー素材:本体=合成繊維(ポリエステルメッシュ)、補強部分=人工皮革
●ソール素材:ゴム、EVA
●カラー:ブルー、ピンク

ジュニア&レディースに
ジャストフィット。
足腰にやさしい『JL』

 2つのシリーズ展開となっているバタフライの卓球シューズ。アシックス社との共同開発商品である『エナジーフォース』シリーズと、2013年末に誕生した新シリーズ『レゾライン』である。
 その『レゾライン』シリーズが、ラインナップを充実させてきている。ファッション性重視の初代『レゾラインソニック』、入門モデルである『レゾラインZERO』、ティモ・ボル(ドイツ)との共同開発モデルの『レゾラインTB』。そして、10月1日には第4のラインナップ、『レゾラインJL』が仲間入りすることになる。
 『JL』はJunior(ジュニア)とLadies(レディース)の意味で、この2つの層をターゲットに開発されている。一見、無関係に思える両者だが、実はシューズに求めるポイントは一致している。成長期であるジュニアにとっては、足腰への負担が体格形成に悪影響を与えかねない。またレディースには膝や腰に不安をかかえる人が多い。両者とも、クッション性重視のシューズを求めるというわけだ。またサイズ面でも、どちらも小さめが主流。こういった共通項を満たすシューズとして『JL』が誕生したのだ。
 実際に、ソールは厚めのガッチリとした設計で、激しいフットワークでも、足腰への衝撃を軽減してくれる。アッパーも補強パーツを多くし、横ブレを防止。一方でメッシュをうまく使うなど、軽量化の工夫もされている。ホワイトベースの明るいカラーリングも、軽快なフットワークをイメージさせる。
 また、カラー展開もジュニア&レディースの好みを考慮し、中間色や多色のデザインはあえて避けて、シンプルなブルーとピンクという2色展開にした。この点も『ソニック』や『TB』などと差別化が図られている。
 「『レゾライン』シリーズを拡充させる中で、各シューズのコンセプトの違いを明確に、わかりやすくさせています」とタマス グローバル営業チームの中嶋嘉清さん。その言葉どおり、クッション性、サイズ展開、デザイン、そしてリーズナブルな価格、すべてが「ジュニア&レディース向け」という明確なコンセプトに基づいている一足だ。
 ジュニア&レディースの心を掴み、足にジャストフィットする『JL』。秋口からの試合会場では、足元でブルーやピンクの蝶が舞う様が増えそうだ。

ソール、アッパーともに、全体的にクッション重視、横ブレ防止で、足への負担を考慮した設計だ

担当:王国編集部