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馬龍7(LGタイプ)[ニッタク]

●攻撃用シェークラケット
●木材7枚
●ブレード:161×152mm
●板厚:6.3mm
●平均重量:90g
●グリップ:LG FL

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威風堂々(いふうどうどう)。王者の力漲(みなぎ)る7枚合板

 今がまさに絶頂期だろう。15年世界卓球、16年リオ五輪、そして17年世界卓球で男子シングルス優勝。馬龍(マ・ロン)(中国)の名は、リオでの水谷隼(木下グループ)との激戦が放映されたことにより、卓球ファン以外にも知られることとなった。「“馬(うま)”に“龍(りゅう)”でしょ、名前からして強そう」などという会話が、全国至るところでかわされたのではないか。
 お茶の間レベルでも「最強の男」として知れ渡った馬龍、卓球ファンの間では圧倒的な存在であることは言うまでもない。その名を冠した『馬龍5』『馬龍カーボン』がリリースされたのは16年4月のことだ。実は中国・紅双喜は以前から『キョウヒョウ龍』という馬龍モデルを発売しており、紅双喜と提携するニッタクが国内販売することも検討したが、非常に高額になり、また安定供給もできない。そこで、手に届きやすい価格帯で安定供給できるモデルとして、馬龍、紅双喜、ニッタクの三者によって共同開発されたのが『馬龍5/カーボン』なのだ。
 発売後に馬龍がリオ五輪で優勝したこともあり、『馬龍』シリーズは非常に好調なセールスを記録した。そこで今年5月、7枚合板バージョンである『馬龍7』をリリースしたという経緯だ。
 この『馬龍7』は、性能面では『5』と『カーボン』の間に位置する。『カーボン』『7』『5』の順で硬くて弾むが、いずれも極端な硬さや弾みではなく、ボールのつかみ、回転をかける感覚に優(すぐ)れるのが特徴だ。『7』は打球感が硬すぎない木材系が好みで、ドライブのパワーを重視する男子中・上級者がターゲットだ。
 なお、『馬龍7』で採用された太めの「LGグリップ」は、ガッチリ握ってラリーの安定性や威力の出しやすさを重視した設計だ。紅双喜モデルのFLグリップは、ややくびれが大きいため、日本市場での要望に応(こた)えて太めに設計しなおしたという。好みによって削ってカスタマイズしても良いだろう。
 キャリアの絶頂期にある馬龍。この旬の時期に『馬龍7』を握っておきたいというのは、馬龍にあこがれる多くのドライブマンが思うところだろう。今、用具市場の中で最も力強さのオーラを感じる1本、それが『馬龍7』かもしれない。

表面材(上板)が硬めのアフリカ材、その内側(添芯)に軟らかめのアフリカ材。バランスの取れた合板構成になっている

担当:王国編集部