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レガリス ブルー[TSP]

●スピン系テンション裏ソフト
●厚さ:特厚・厚・中

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ドイツ製主流の時代に一石投じる
“和風”スピン系テンション

 現代の卓球界における裏ソフトラバーのメインストリームは、スピン系テンションラバーだ。
 その多くのパッケージやモールド部分には「MADE IN GERMANY」の文字が刻まれている。各メーカーから数多くのドイツ製スピン系テンションが発売されており、その勢いは年々増しているように感じる。
 ドイツ製が隆盛を誇る中、この春、TSPがブランド初となる日本製スピン系テンション『レガリス』を、ハードタイプの『ブルー』とソフトタイプの『レッド』の2種類で同時にリリースした。日本製スピン系テンション発売の経緯をヤマト卓球商品開発部の仲村錦治郎さんは次のように語る。
 「スピン系テンションと言えば、ドイツ製が主流ですが、日本のメーカーとして国産のスピン系テンションを出したかった。現在のTSPブランドにはない、“弾む日本製ラバー”を作ろうと、試行錯誤を重ね、納得のいくスピード、スピン性能を実現し、リリースに至たりました。『ブルー』のほうは、3球目やドライブで打ち勝ちたい選手、『レッド』はミート打ちもしやすく、ラリーを重視する選手にオススメです」
 今回試打した『ブルー』は47度と硬めのスポンジ硬度で、シートも硬めの設計。しかしアウター特殊素材ラケットとの組み合わせで打ったにも関わらず、ボールの食い込みが良いため、そこまでの硬さは感じない。ずば抜けたスピード、スピンといった強烈なインパクトこそないが、トータルバランスの良さが魅力的である。ジュニア選手から、日本製を愛用してきたベテランプレーヤーまで、広い層が扱える。
 『レガリス』とドイツ製スピン系テンションとの大きな違いはつかむ感覚であろう。同じ「つかむ」であっても、ドイツ製が重厚な打球感の「グリップ力」を重視したトップシートでボールをつかまえて弾き出すのに対し、『レガリス』は、ラバー全体でボールを持ってから弾き出してコントロールするような感覚。派手さはないが、柔和で繊細なフィーリングは、どこか日本的で“和風”な印象だ。
 『レガリス』に関して、仲村さんはこんなことも語っていた。「このラバー、シートがキレイなんですよ。そこも日本製の良さですね」。性能以外にも、「MADE IN JAPAN」のこだわりが息づいているというワケである。
 日本メーカーとしてのこだわりと、情熱を持ってリリースされた国産スピン系テンション『レガリス』。性能にも見た目にも、日本製ならではの良さが詰め込まれた“和風”ラバー、一度試してみる価値アリだ。

47度のブルースポンジには大きな気泡が目立つ。トップシートも粒間隔が狭く、硬めの仕様

担当:王国編集部