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卓球用具レビュー

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スパイク P2[ドニック]

●粒高ラバー
●オープンプライス
●厚さ:1.0~1.3mm・0.3~0.6mm・OX

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完全なる“塩野真人用”。
全チョッパー注目の
日本製粒高、デビュー

 2013年ジャパンオープン荻村杯で電撃的優勝を遂げた塩野真人(東京アート)。続くチェコオープンで連覇を達成し、塩野は27歳にして国内の一有力選手から世界のチョッパー「SHIONO」へと大躍進を遂げた。
 一躍「時の人」となった塩野は、同年11月にドイツ・ドニック社と契約を締結。ドニック・ジャパンがオフィスを置く埼玉県入間市が、塩野の出身地だったという縁もあった。
 この契約を機に、ドニックは新ラバーの開発に着手する。こうして、塩野と、同じくドニック契約のカットマンである王熹(中国)、2選手のために作られた日本製粒高『スパイク』が、この度リリースされた。王熹仕様が『P1』、そして塩野仕様が『P2』だ。
 一般にラバー開発において、トップ選手の意見を参考にするのは当たり前のこと。しかし『P2』は、塩野ただひとりの要望に徹底的に応えたという。塩野が求めたのは第一に安定性。カットの安定性が彼のプレーの根幹だからだ。その安定性をベースに、カットの切れ味や変化などの性能も最大限発揮されるように、数多くの試作、試打を繰り返して『P2』は完成した。ちなみに『P1』は、王熹の要望で、より変化を重視した設計になっている。
 実際に『P2』を打つと、まさに塩野が求めた要素がそこにある。カットは安定しつつ、よく切れる。しかもツッツキもやりやすい。また一枚ラバーではブロックやプッシュなどがやりやすく、粒高独自の変化幅もまずまずだ。
 あえてこのページで推さなくても、塩野にあこがれるカットマンなら、このラバーを試さずにはいられないはずだ。その期待が裏切られることはないだろう。また、カットマンだけでなくオールラウンドプレーを目指す前陣攻守型にもフィットしそうだ。“塩野ひとり”のために作られたラバーだが、結果的に万人が求めるラバーに仕上がった、それが『スパイクP2』なのである。

●『P1』と比べ、粒はわずかに小さく、根元の台型部分の傾斜角度もわずかに違う。この傾斜にこだわって設計されたという。スポンジはかなりソフト

担当:王国編集部