●テンション系裏ソフト
●厚さ:特厚・厚・中
発売から半年以上が経過した。ミズノと住友理工(株)が共同開発した『Q3』は、徐々にではあるが市場で認知されてきている感はある。中・上級クラスの選手をターゲットにしたスピン系テンションであり、同社の『GF』シリーズよりもハイクラスのラバーとしてリリースされた。ユーザーの評価も好評のようだ。
『Q3』をリリースしたばかりだが、ミズノはすぐさま新製品を投入。その名も『Q4』だ。『Q3』のパワーアップ版というわけではなく、同列のシリーズという位置づけになっており、バタフライのテナジーシリーズにおける『05』『64』のイメージで考えてもらうとわかりやすいだろう。
新発売の『Q4』はまさに『テナジー05』タイプ。粒形を太くして、トップシートを厚くしたことで、グリップ力と回転量をアップさせている。スポンジは『Q3』と同じだが、トップシートの違いで打球感は『Q4』のほうがやや硬い。『Q3』でも相当に高かったスピン性能をさらに向上させたラバーだ。
『Q4』と『Q3』を打ち比べてみると性能の違いはよくわかる。弧線の低さやスピードは差がないが、『Q4』にはグッとボールに噛み付くような食い込みの強さがあり、ドライブが重くて深い。一方で『Q3』は食い込みが良く、コントロール性能は抜群。ラリーでのミスが少ない印象だ。
現在、中・上級者たちの使用ラバーは『テナジー』とドイツ製ラバーが多くを占(し)めているが、『Q』シリーズはユーザーにとって第3の選択肢(し)になるだろう。「今までのラバーで良いのだろうか?」との疑問(クエスチョン)に『Q4』は新たな答えを導いてくれるかもしれない。
やや肉厚で粒が太くなった『Q4』
担当:王国編集部
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