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ハイラージIIハイラージII S(角型)[TSP]

●ラージボール用ラケット
●木材5枚+カーボン2枚
●グリップ:FL・S(角型ペン)・SR(角丸型ペン)

“とにかく良いものを!”
こだわり抜いて完成した
TSP渾身(こんしん)のラージブレード

 まもなく、年に一度のラージボールの祭典・全国ラージボール大会が行われるが、今年は会場でこのラケットを目にする機会が多いかもしれない。
 今回紹介する『ハイラージII』は、軽量・高反発で人気だったラージボール用ラケット『ハイラージ』をプラボール対応にリニューアルしたモデル。初代『ハイラージ』、『ハイラージII』ともに木材5枚+カーボン2枚の合板構成だが、『ハイラージ』が板厚7.5mmだったのに対し、『II』は9.2mmに変更されている。板厚の厚いものが多いラージ用ラケットの中でも、9.2mmという厚さは特厚。そしてラケットサイドを見てみると、やたらと薄い中芯が気になる。
 自身も全国ラージでシングルス2位に入賞した経験を持つヤマト卓球開発部の仲村錦治郎さんにラケットの特徴を語ってもらった。
 「前作の『ハイラージ』から接着方法を変え、板厚を厚くして反発力をアップさせたのが『ハイラージII』です。ラージは年配の方も多くプレーされるので、軽くて楽に飛ばせるような性能が理想。薄い中芯とバルサの組み合わせで、重量は軽めに抑(おさ)えました。中芯を薄くすることで、弾みすぎることなく、扱いやすさもあり、トップ層はじめ幅広い方が使える性能だと思います。ヤマト卓球はラージの分野ではまだまだ弱いので、『作るならとにかく良いものを!』と気合いを入れて開発したラケットです」
 軽さと使いやすさを生み出す中芯&添芯と、弾みを生むカーボン&上板の桧の組み合わせが生む、総合的なバランスの良さが『ハイラージII』の魅力。また、仲村さんは「性能だけでなく、打球感にも自信がある」と語る。実際に打ってみると、柔らかにボールをつかむ感覚があり、カタログで謳(うた)っているとおりの「桧単板のような」打球感。発売後の評判も良いそうで、他のグッズページや弊誌別冊『卓球グッズ2017』などでも、ヤマト卓球からこのラケットをプッシュされていたのだが、その自信にも納得がいく性能に仕上がっている。
 さらにラージ愛好家にうれしいニュースがもうひとつ。『ハイラージII』に留(とど)まらず、現在、ラージ用新ラバーの開発にも着手しているという。
 VICTASブランドの大物契約選手獲得、男子日本代表ウェアサプライヤーの獲得など、刺激的なアクションを起こし続けているヤマト卓球。ラージボールのシーンでも、より一層の存在感を放つ、革新の1本となりそうなラケットだ。

薄い中芯を厚めのバルサで挟(はさ)み、その上にカーボン、厚めの桧を配置。9.2mmの板厚はラージ用ラケットの中でも特に厚い

担当:王国編集部