●テンション系裏ソフトラバー
●厚さ:MAX・2.0mm
徐々に一般層にも普及しつつあるプラスチックボール。しかしセルロイドボールとの打球感や飛びの違いから、自分のプレーに「違和感」を感じたことはないだろうか?長年プレーしたセルロイドの感覚に慣れてしまったためか、コントロールが効かず、うまくプレーできない……。そんなモヤモヤを解消する、ストレスフリーなプラボール対応ラバー、『マックス-P』がヨーラから登場した。
『マックス』シリーズと言えば、50度の硬いスポンジを使用した『マックス 500』をはじめ、破壊力重視のシリーズだったが、『マックス-P』のスポンジ硬度は42.5度と少々軟らかめ。各メーカーから続々とリリースされている「プラボール対応」ラバーは、威力を重視した硬めのラバーが主流になっているため、この42.5度というスポンジ硬度は意外なチョイスに感じた。
『マックス』シリーズ、そして「プラボール対応」ラバーのイメージに反し、あえてソフトスポンジを採用した理由をヨーラジャパンの小川洋さんは次のように語る。「プラボールに移行し、これまでとは違った感覚でプレーすることを踏まえ、コントロール性能や扱いやすさを重視して軟らかめのスポンジをチョイスしました。グリップ力を向上させたシートにより、台上などの細かな技術もやりやすく、初・中級者にもオススメできる性能に仕上がっています」。
冒頭に書いたプラボールでの「違和感」だが、筆者もプラボールでプレーする際には違和感を感じるひとり。「こんなはずでは」と、いつも以上に首をかしげることが多かった。しかし、このラバーではそのような違和感は感じることなく、爽快にプレーすることができた。特殊素材ラケットに貼って試打したが、弾きの良いラケットと合わせても、軟らかなトップシートとスポンジに、一旦ボールを食い込ませてから弾き出す感覚があり、ウリである操作性の高さを実感することができた。スピードや威力に特化したラバーではないが、操作性においては「プラボール対応」を謳うラバーの中ではトップクラスだろう。
ついつい背伸びをして「威力」重視のラバーを選びがちな中級者層だが、どれだけ破壊力のあるラバーを使っても、コントロールできずに、ラバーに足を引っ張られては意味がない。プラスチックボールへの移行が進む今、自分のプレーにとって一番大事なことを見つめ直し、このラバーを試してみてはどうだろうか。抜群の安定感を誇る『マックス-P』ならば、プラスチックボールでも、あなたのポテンシャルを“マックス”に引き出し、勝利へと導いてくれるはずだ。
●やや肉厚のトップシート、粗めの気泡が特徴のスポンジともに軟らかく、操作性が高い
担当:王国編集部
【2019年】
【2018年】
【2017年】
【2016年】
【2015年】
【2014年】
【2013年】
【2012年】
ラバー
ラケット
シューズ