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デスペラード2[ジュウイック]

●粒高ラバー
●¥6,300+税
●厚さ:1.3・1.0・0.6mm・OX(一枚)

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ならず者、再び。
早撃ちで
異端の勝負に挑む

 「くせ者ブランド」から登場した「ならず者」。一般人には「何のことやら」だろうが、粒高マニアなら、それが人気ラバーを指(さ)すことがおわかりだろう。
 “くせ者”として知られるドイツブランド「ドクトル・ノイバウア」。同社がリリースする数々の粒高ラバーの中でも、粒高効果が最も高いとして人気のアイテムが、『デスペラード』だ。desperado=ならず者。そして昨秋、二人目のならず者が卓球界に登場した。
 その名も『デスペラード2』(以下『2』)は、どのようなラバーか。まずは『デスペラード』(以下『1』)の特徴をまとめてみよう。『1』は粒が細長く(形状比率1.05)、粒間隔が広い(1.5mm)設計。弾みが抑えられており、なおかつカット性ブロックの切れ味は十分。守備重視のプレーに求められる性能をバランス良く備えており、ブロック主戦型にとっては、その名に反して優等生的ラバーだ。
 対して『2』は、『1』のテイストを継承しつつも、味付けを変えてきている。粒間隔は1.7mmとさらに広がり、より低弾性だ。若干低く細くなった粒の形状比率は1.0で、『1』のほうが細長い。ただし、『1』の粒は根元が台型なのに対し、『2』は完全な円柱型の粒形状。その形状により、変化を確保している。
 トータルで比較すると、変化は『1』が上、安定性と低弾性は『2』が上。その結果、『2』は変化ブロックで守り切るより、低弾性を利用して相手を台に寄せてから、強めのプッシュ、流し打ちなどを積極的にしかけるプレーに向きそうだ。
 プラスチックボールになって粒高の変化が減ったと言われる。そこで、より変化の大きい用具を選んで、守備と変化で勝負するのか。逆に、よく止まり叩(たた)きやすいというプラボールの特性に寄り添い、早めにしかける攻守で勝負するのか。『デスペラード2』は明らかに後者のタイプだろう。
 プレーに行き詰まりを感じている粒高ユーザーは、少なくないだろう。それなら“早撃ちのならず者”になって、新境地を開拓してみてはいかがだろうか。

完全な円柱型の粒と、粒間隔の広さが特徴(写真のスポンジは0.6mm)

担当:王国編集部