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ヴェガ アジア DF[XIOM]

●スピン系テンション裏ソフト
●厚さ:MAX・2.0・1.8mm

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またヴェガか……とは思わずに。
素晴らしいバランス力を体感せよ!

 もうそろそろ限界かもしれない。『ヴェガ』の名前は多くの人に定着しているが、あまりに数が多くなりすぎている。しかし、ヴェガ旋風はまだ止まず、16年春に新たに2種類が加わって計8種類になっている。今回は『アジアDF』を紹介しよう。
 『DF』とは「ダイナミックフリックション」という意味で、プラボールによって低減したスピン量を補うために開発された技術のことだ。具体的にはトップシートのグリップ力を向上させたことで以前に増してボールが滑らなくなっており、高い弧線を描いてくれる。安くて高性能な『ヴェガ』だが、時代の流れとともに、より回転系の打法に特化したラバーへ進化したのだ。超高性能な『オメガV』はその硬さゆえに使い手を選ぶが、『ヴェガ アジアDF』は『ヴェガ』らしい使い勝手の良さがあるので、幅広い層が使用できる。
 ここで少し注意が必要だ。実は『DF』はスポンジ硬度が名前とリンクしていない。『アジア』のシートを変えたものが『アジアDF』ではないという、少々ややこしい状態なのだ。
 『アジア』は47・5度、しかし『アジアDF』は42・5度と相当に軟らかい。そして『ヨーロッパ』は42・5度、『ヨーロッパDF』は37・5度とこちらもかなり軟らかく変更されている。これを見る限り、『ヨーロッパ』のDFバージョンが『アジアDF』と言っても良いだろう。
 さすがに威力は『オメガV』に敵わないものの、コントロール性能が高く、非常にバランスが取れている。ガツンと切ったツッツキは台上で止まり、キュッとかけたチキータは余裕を持ってネットを越える。スピードドライブで押していきながら、ふわっと緩いボールで揺さぶることも容易だ。あまり回転がかかりすぎるラバーではこのようなプレーはできない。ある程度の鈍感力を持っているからこそ可能になる。
 かける、弾く、止める、落とす。まるで技巧派になった気分になれる『ヴェガ アジアDF』。素晴らしいバランス力を持っているラバーなので、「また『ヴェガ』か!」とは思わずに、ぜひ手を伸ばしてほしい珠玉の1枚だ。

肉厚で食い込みの良いトップシートに42.5度のスポンジ

担当:王国編集部