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オメガV ツアー DF[XIOM]

●スピン系テンション裏ソフト
●厚さ:MAX・2.0mm

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覚えにくいが、忘れられない。
史上最強のオメガを体感すべし

 難解なネーミングだから、最初にひと言で表現してしまおう。エクシオンの最新・最強の裏ソフトラバー。それがこの『オメガV ツアー DF』だ。
 何度でも説明するが、DFは「ディフェンダー」、つまりカットマン用ではなく、プラボール対応の新しいテクノロジー「ダイナミックフリクション」のこと。実は前作の『オメガV ツアー』(13年7月発売)は、ツアープロ用と銘打たれた最上位モデルだったが、14年10月に『オメガV アジア』と『オメガV ヨーロ』が発売。商品名にDFとは入っていないが、この2枚にはすでにダイナミックフリクションが駆使されていた。
 そうなると、最上位モデルがプラボール未対応というわけにはいかない。DF仕様の『オメガV ツアー DF』がこの6月上旬に発売され、名実ともに「ベスト・オブ・ベスト」の地位に返り咲いたというわけだ。
 ……少々説明がくどくなったが、打ってみればその性能はすぐわかる。恐るべきグリップ力、とにかく「落ちない」ラバーなのだ。前作の『オメガV ツアー』に比べて気泡が大きく、強打時に食い込むスポンジが、ボールをがっちりホールド。かなりラケットをかぶせてドライブを打っても、スイングした方向にボールがしっかり飛んでいく。
 見た目は大差がなくても、プラボールに対する性能は前作とは全く違う。この進化をエクシオンの金俊洙さんは「スノータイヤのようなものですね」と表現する。なるほど、ツルツルすべる雪道でも、スノータイヤなら安心して運転できるように、DF仕様でプラボールでも「スベり知らず」なのだ。
 すでにトップクラスでも使用する選手が現れているように、対象はトップ~上級クラス。一方で、対ツッツキのドライブも抜群に安定するという点では実に中級者好み。弾みを抑えたラケットに貼れば、使えるレベルは幅広い。
 名前は覚えにくいが、一度使えば忘れられない。「卓球が簡単になる」という印象すら与える、ドイツ製ラバーの最新型だ。

スポンジ硬度は同じ47.5度だが、リニューアル前の『オメガV ツアー』より気泡が大きい設計になった

担当:王国編集部