●攻撃用ラケット
●木材5枚
●板厚:5.8mm
●グリップ:LEG・FL・ST・AN・CP
美しいブレードとグリップの統一感。思わず握りたくなってしまうほど、洗練されたデザインには性能以上の魅力を感じる。白く美しい上板は、余計なプリント柄を必要としないほど存在感がある。
この『アークティックウッド』の特徴は、まさにその上板だ。スティガのプロダクトマネージャーであるジョナス・ウィレン氏はこう語る。
「上板は北極圏で育った木材を使用しています。非常に寒い地域なので、樹木はゆっくりと成長し、繊維が硬くなるのです。木材が特殊な密度を持っており、この硬さが攻撃的なプレーヤーにとって素晴らしく適していることを発見しました。新しいプラスチックボール時代のために開発された『アークティックウッド』は、スピン・スピードで試合を支配できるのです」。実に自信がみなぎるコメントだ。北極圏は英語でアークティック。名は体を現す。
様々な5枚合板を揃(そろ)えているスティガだが、このラケットの立ち位置は絶妙だ。スピードとミート打ちのバランスが良い『インフィニティVPS V』と圧倒的な飛距離を実現した『エメラルド VPS V』の中間の位置。中上級者に支持されている2本のいいとこ取りの『アークティックウッド』は、硬いプラボールの衝撃に押されずに高いスピード・スピン性能を実現してくれる。
スティガは7月に日本現地法人スティガスポーツジャパンを設立。取り扱う製品が増え、LEG(太いFL)などグリップの種類も豊富になった。その際に目玉となる木材ラケットとして、この『アークティックウッド』を投入している。
1万5千円という価格は決して安くはないが、木材合板が好きな選手ならばその価値がわかるだろう。素材にこだわった美しい白いブレード、このラケットはスティガの新しい提案だ。
硬い上板と硬い添芯のコンビネーションが弾みを生む
担当:王国編集部
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