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ブルーストーム Z2[ドニック]

●スピン系テンション裏ソフト
●厚さ:MAX+・2.1・1.9㎜
●オープン価格

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台上、要警戒。
青を纏(まと)ったスピンの嵐、
猛スピードで接近中。

 「従来より薄いトップシートに、従来よりも厚いスポンジ」。これがここ最近のドイツ製スピン系テンションのトレンドだ。今夏、ドニックがリリースした『ブルーストーム』も、このレシピを採用。同社の『ブルーファイア』シリーズが好評だっただけに、この新作にも注目が集まる。
 『ブルーストーム』は3種類のラインナップで、『Z1』はスピンを重視したトップシートに47.5度のスポンジを合わせた回転重視のモデル。今回紹介する『Z2』は『Z1』よりもスピード性能に特化したトップシートに47.5度のスポンジを搭載したモデル。そして『Z3』は『Z2』と同じトップシートに42.5度のソフトなスポンジを合わせ、操作性の高さを重視している。
 『ブルーファイア』と『ブルーストーム』、両者の違いをドニックジャパンの瀧澤光功さんに語ってもらった。
 「『ブルーストーム』の特徴は回転のかけやすさにあります。『ブルーファイア』のウリは回転性能ですが、トップシートが硬く、性能を十分に引き出すには強いインパクトが必要でした。その点『ブルーストーム』は軽打時や弱いインパクトでも、安定して回転をかけられるラバーに仕上がっています。厚いスポンジでスピード感がアップした点、薄いシートで『ブルーファイア』より軽量な点も特徴ですね」
 『Z2』のトップシートはスピード重視といっても、あくまで回転を重視しつつもスピード性能を伸ばした、バランスのとれたトップシート。従来よりも反発力は上がっているが、ボールをつかむ感覚は健在だ。また、『Z1』よりもトップシートの食い込みが良いぶん、中級者層にとっては『Z2』のほうが球持ちが良く、回転をかけやすく感じるかもしれない。
 ちなみに、今年の全中男子シングルスで1年生ながら3位に入賞した鈴木颯選手(愛工大附中)も『Z2』をバック面に使用中。軽打でもスピードが出せて、チキータやブロックでも回転がかけやすいという点では、バック面での使用にもうってつけのラバーと言える。
 全体的にクセが少なく、広い選手層、技術にマッチした性能を誇る『Z2』。ドニックの代名詞・ブルーのスポンジを継承した期待の新作を手に、猛スピードで相手コートを突き進む、スピンの嵐を巻き起こせ。

粒間隔が広めのトップシートに、気泡の大きな47.5度のスポンジの組み合わせ

担当:王国編集部