●攻撃用ラケット
●¥10,500+税
●木材5枚
●板厚:5.8mm
●グリップ:FL・ST・MJP(細いFL)・
CJP(細いST)・CP・PAC(細いCP )
メーカー展示会で見た時に「参った!」と心の中で叫んだのを覚えている。女性をターゲットにしたラケットは様々見てきたが、このラケットほど整えられたデザインは見たことがない。今までの女性用ラケットが、派手な色を散りばめた“おてんば娘”だとしたら、『アゼリア』は落ち着きのある淑女。凛とした佇まいは、女子だけでなく男子すら憧れを持つ。スティガのデザインセンスはさすがだ。
女子用のラケットはピンクやレッド、そしてオレンジなど明るい色を使うことが多い。これはラケット開発者が男性であることも理由のひとつだろうが、女子からしたらチープに見えていたか
もしれない。そもそも女性用のラケットは売れないというのが定説で、女子選手の名前を冠したラケットはなくなっている。可愛すぎると男子は手に取ってくれないし、名前をつけるなら男子選手のほうが豪快でプレーのイメージがしやすい。女子用は確かな需要があるものの、とても難しいラケットなのだ。
黒を基調にし、ロゼ色のラインが洗練されたイメージを作る『アゼリア』。ワンポイントのつつじの花をモチーフにすることで、女性用ながら引き締まるデザインだ。スティガ本社の人間が日本に訪れた時に「こんなに女性のプレーヤーがいるのか」と驚き、日本市場用に開発したのだ。
性能をスティガスポーツジャパンの塩野真人氏はこう語る。「女性をターゲットにしているので、弧線の描きやすさとミート打ちが両立しています。相反するようですが、そのバランスが
非常に良いラケットです。また、重量の軽量化、そしてグリップをほんの少しだけですが細くしています」。
細部にこだわって完成した『アゼリア オフェンシブ』。性能はスティガの5枚合板の中でも、特にコントロールが良い。そして中々威力も出るため、女性のみならず、あえてダンディなお
じさんが使うのもアリだろう。プレーに華を添える上品なラケットは、握るだけでも気持ちが上がってくる。
硬い上板と硬い添芯のコンビネーションが弾みを生む
担当:卓球王国編集部
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