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輝龍[ヤサカ]

粘着性テンション裏ソフト
厚さ:特厚・厚

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粘着ラバーの常識を覆す。
第2弾は軽量・高反発の衝撃、『輝龍』がデビュー!

 15年の春にリリースされ、じわじわと浸透していった『翔龍(しょうりゅう)』。中国製粘着ラバーの弱点と言われた弾性の低さを解消し、「回転がかかり、弾む」という性能で一躍ヒットラバーとなった。草の根の粘着ラバーユーザーだけでなく、日本リーガーにも愛用されるなど、トップも認める性能は新しい粘着ラバーの可能性を知らしめただろう。
 その『翔龍』がグイグイと勢力を伸ばしている中、ヤサカの商品企画広報部マネージャーの秩父健太郎さんが「実はもっとすごいのができたんですよ。『翔龍』がさらにパワーアップしたんです。絶対驚きますよ!」と連絡をくれた。その会話から半年後、ついに新ラバーが完成したという。その名は『輝龍(きりゅう)』。
 期待に胸をふくらませて、早速打ってみた。まず最初に衝撃を受けたのは重量だ。“粘着ラバーは重い、中国製ラバーは重い”という先入観を真っ向から否定するような軽さで、他社の軟らかいテンション系ラバーと遜色がない重量なのだ。そして『翔龍』をしのぐほどの飛距離で飛び出し、回転量も申し分ない。
 通常ならば、ラバーが軽量で軟らかいとトップ選手のインパクトに負けてしまうが、『輝龍』はその常識にも当てはまらない。男子日本リーガーのパワフルなインパクトにもしっかり応え、中国製ラバーらしい“えぐい”ボールが飛び出していく。『翔龍』以上に使い勝手も良く、ヤサカの自信も納得だ。
 スピン系テンションが席巻する裏ソフト市場の中で、独自のアプローチと言えるこの一枚。ラバーが重い、扱いが難しい、台から下がると厳しいと思って中国ラバーの使用をあきらめた人にはもちろんだが、人とは違う球質を出したい人にも朗報となるラバーだろう。
 性能、価格、そして前作のネームバリューから考えるとヒットの要因を十分に含んでいる『輝龍』。あとはトップ選手の使用実績が加われば文句なし。これから長くヒットするかもしれない、大物ラバーの登場だ。

スポンジの色はシートによって変わる。赤はレッドスポンジ、黒はブルースポンジ

担当:王国編集部