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オールラウンドプレミアム[ジュウイック]

●粒高ラバー
●厚さ:1.3、1.0、0.6mm、OX

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超低弾性クセ者ギアで目指すは
徹底的な守備?
緩急自在の攻守?

超クセ者、というキャッチコピーで知られる、ドイツ「ドクトル・ノイバウアー」社の粒高ラバー。押し並べて非常に高価。それでも一定のシェアを保っているのは、クセ者と呼ばれる〝尖った〟性能ゆえ、だろう。
 国内メーカーの定番の粒高は、変化と安定性、あるいは攻撃と守備のバランスにすぐれた商品が主流。一方、ノイバウアーの粒高は、「よく切れる」「よく止まる」などの極端な特徴がウリで、バランスなど二の次、とにかく粒高特有の変化で相手を翻弄したいという邪な輩(失礼)にウケているのだ。
 そんな超クセ者ブランドの最新作の名が『オールラウンド プレミアム』(以下『オルプレ』)というから、矛盾を感じなくもない。尖った性能はなく、バランス重視タイプだというのだろうか?
 しかし実際に打つと非常に低弾性で、ブロックがよく止まり、しかも相手のパワードライブに対してもブロックが浮かない。テンション系粒高のように、常に自動的に切れるわけではないが、それなりの下回転にはなってくれる。
 これらは、同社の前作『デスペラード』と同様の特徴であり、十分に尖った性能と言えるだろう。ただ、両者を比較すると、『オルプレ』のほうが、強打に対しての低弾性、縦目ゆえの独特の変化などの点で、より〝クセ者度〟が高いようにも感じられた。『デスペラード』とは「ならず者」という意味だが、両者の名前は逆でも良かったかも。
 そんな『オルプレ』、使うなら、低弾性を生かしてブロックで粘るタイプにオススメだ。慣れれば攻撃的打法も安定しそう。全体的には使いやすいラバーなので、鉄壁の守りを実現できる。
 一方、粒高の低弾性と裏ソフトの高弾性という落差を生かし、両面を自在に使い分けるスタイルもアリだ。これぞ「オールラウンド」プレーである。
 様々なプレースタイルを想像し、創造できる可能性を秘めた『オルプレ』。マイルドな名に反して、粒高使いにとって魅惑的な、まさにクセ者ラバーである。

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担当:王国編集部