<ヴェガ プロ>
●攻撃用ラケット
●木材5枚+ゼフィリウムエックスカーボン2枚
●グリップ:FL・ST
<ヴェガ ヨーロ>
●攻撃用ラケット
●木材5枚+ゼフィリウムエックスカーボン2枚
●グリップ:FL・ST
何と紛らわしい名前のラケットだろうか。『ヴェガ プロ』と『ヴェガ ヨーロッパ』という「ヴェガ」シリーズのラバーが大ヒットを飛ばしており、世間の認識は「ヴェガ=ラバー」となっているのに、ここに来て紛らわしい名前のラケットが登場した。このラケット、名前だけではなく性能も紛らわしいので、注意深く読んでもらいたい。
まずこのラケットはいわゆる「ヴェガと相性の良いラケット」というコンセプトでは作られていない。近年はヒットラバーに相性が良いラケットをメーカーが推奨して売り出しているケースがあるが、ラケットの『ヴェガ』のターゲットは中~上級者だ。
2本とも硬くて弾む特殊素材のゼフィリウムエックスカーボンをアウター(外側)に搭載し、スピード重視のラケットになっている。試打をしてもらった実業団のトップ選手にも好評で「もっと使いたい!」と最高の評価をもらった。今までラバーの『ヴェガ』には見向きもしなかったトップ選手だが、ラケットの『ヴェガ』の性能には食指が動いたのだ。
2本を比べると『ヨーロ』のほうが硬くて弾む。「普通はプロのほうが弾むんじゃないの?」と疑問に思った人もいるだろう。これはプロのような硬めのラバーを使っている人には少し軟らかめの『ヴェガ プロ』ラケット、そしてヨーロッパのような軟らかめのラバーを使っている人には少し硬めの『ヴェガ ヨーロ』ラケットが良いというコンセプトからだ。つまり、ラケット名から想像する硬度のラバーを選ぶことでバランスが取れるようになっている。
そもそもなぜ『ヴェガ』という名前をつけたのだろう。それは「ヴェガ=コストパフォーマンスが高い」というイメージからだ。「最新特殊素材を使ったラケットはとても高価になってしまいます。しかし、ラバーの『ヴェガ』が価格を抑えて皆さんに喜んでいただけたのと同じく、高性能ラケットもできるだけ低価格で出したかったんです。ラケット界の『ヴェガ』を目指して命名しました」(エクシオン・金俊洙さん)。
ここまで詳しく説明をしてもやっぱり紛らわしい『ヴェガラケット』。せっかくの高性能ラケットが『ヴェガ』の名前に引っ張られて初~中級者向けと認知されてしまうのはもったいない。
この際、『ヴェガ』という名前はいったん忘れて、「エクシオンから最新高性能ラケットがお求めやすい価格で登場」と覚えておこう。
担当:王国編集部
【2019年】
【2018年】
【2017年】
【2016年】
【2015年】
【2014年】
【2013年】
【2012年】
ラバー
ラケット
シューズ