今日5月21日に発売される卓球王国7月号で、元世界代表・全日本選手権準優勝の森薗美咲さんによるツッツキの技術特集、「ミサキのツッツキ」がスタートする。
4月某日、森薗さんが指導を行う東京・神楽坂の卓球スタジオ『T-CROWN』で技術撮影をお願いした。現役時代は毎日30分のツッツキ練習を欠かさなかったという森薗さん。バック面は裏ソフトを使ってもらって撮影しながら、現役時代に使用していた表ソフトでのツッツキのワンポイントアドバイスもいただいた。
第1回のテーマは「ツッツキの第一歩は切らずに『運ぶ』」。森薗さん曰く、初・中級者の指導などで感じるツッツキのミスの大きな原因は、ショートスイングになりすぎてボールをうまくコントロールできていないことだという。チョンと「切る」のではなく、しっかり相手コートにボールを「運ぶ」ために意識すべきポイントや練習を紹介していく。
とかく地味な技術、守備的な技術だと思われがちなツッツキだが、試合を振り返ってみれば不用意なツッツキのミスで何本も失点していたり、ツッツキのうまい選手にミスを誘われ、敗れた経験がある人も多いはず。トップ選手のプレーを見ても、張本智和選手や張本美和選手は深く切れたツッツキからのブロック・カウンターをうまく使い、得点を重ねていく。
回転のスポーツである卓球において、あまく見たら痛い目にあう怖い技術がツッツキだ。ミサキ先生と一緒に、もう一度ツッツキを基礎から見直してみませんか?(柳澤)
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