卓球王国 2022年8月22日 発売 vol.305
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インタビュー

日本リーグ女子MVP、新生・サンリツを支えた永尾尭子「今期はシングルス全勝を目指していた」

『北斗電気設備 前期日本リーグ和歌山大会』の女子1部で、2017年度後期以来の優勝を飾ったサンリツ。塩見真希、出雲美空、梅村優香という新戦力が加わり、有力な優勝候補と目されていたサンリツだが、最優秀選手賞(MVP)に輝いたのは、シングルス5勝2敗、ダブルス7戦全勝の大活躍を見せた永尾尭子だ。日本女子でも指折りの左の強打者に、大会を振り返ってもらった。

聞き手=柳澤太朗

 

◎日本リーグ前期・女子1部
1位 サンリツ(6勝1敗)
2位 昭和電工マテリアルズ(5勝2敗)
3位 中国電力(5勝2敗)
4位 神戸松蔭女子学院大学(5勝2敗)
5位 デンソー(4勝3敗)
6位 十六銀行(2勝5敗)
7位 エクセディ(1勝6敗)
8位 愛媛銀行(0勝7敗)

 

ーー日本リーグ前期での優勝おめでとうございます。最優秀選手賞に選ばれた感想は?
永尾 他の選手と勝率はあまり変わらなかったんですけど、私が一番フルで試合に出させてもらって、優勝に貢献できてこの賞をもらえたと思うので、素直にうれしいですね。

ーー新戦力が加わったサンリツですが、大会前の準備はどうでしたか?
永尾 新人が入ってきてくれましたが、初めての団体戦でもあったし、私や主将の松平(志穂)としては先が読めない部分もあった。少し不安もあったんですけど、みんな思った以上に頑張ってくれました。どの試合でも新人が1点を挙げて、チームの勝利に大きく貢献してくれましたね。

ーー松平さんとのダブルスは7戦全勝。優勝の大きな原動力になりました。
永尾 団体戦はダブルスが重要で、ダブルスが勝つか、負けるかで試合の結果が変わってくる。毎日といっていいくらいダブルスの練習はしていました。
松平とは同い年で、普段から仲が良いし、他のペアと比べてもコミュニケーションはよく取れていると思います。練習や試合でもお互いの意見を出し合って、「ここが良くない」「ここは良くなったね」と普段から言い合っていました。

ーープレースタイルの部分でも、ふたりは相性が良いのでしょうか?
永尾 お互いに前陣でも、台から距離を取ってもプレーできるというのが強みですね。松平がチャンスメイクして、私が決めにいくというパターンが基本にはなるんですけど、今回は逆に私がつないで松平が決める展開もあった。お互いに自分のことだけでなく、個性を出しながら足りない部分を補いあって、うまく噛み合ったかなと思います。

7戦全勝の大活躍で、サンリツ優勝の原動力となった永尾尭子(左)/松平志穂ペア

ーーシングルスも序盤から確実に勝ち星を重ねましたが、大会に入っての調子は?
永尾 自分の中では悪くはなかったですね。相手がよく見えていた。相手がよく見えて、冷静に戦えている時のほうが私は調子が良いです。

ーー第4戦のデンソー戦を3ー1で制して4連勝。2台進行で、隣のコートで塩見さんが菅澤(柚花里)さんとの新人対決に大接戦で敗れましたが、永尾さんは野村(萌)さんにストレート勝ちしてしっかりカバーしました。
永尾 日本リーグは2台進行で、隣の台の状況がわかってしまうので、ちょっと気になる場面もあったんですけど、まず自分が勝てばチームも良い方向にいくと思いながら戦っていました。
今大会は自分が負けた試合も含めて、前半が0−2でスタートすることがなかった。だから良い形でダブルスに入れたと思います。ダブルスも0−2で回ってくるとプレッシャーがかかるし、相手も勢いに乗ってきますから。

●女子1部・第4戦
 〈サンリツ 3ー1 デンソー〉
塩見 ー4、ー7、9、7、ー7 菅澤○
○永尾 9、7、9 野村
○松平/永尾 9、2 中畑/阿部
○出雲 11、6、9 森田

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