2028年ロサンゼルス五輪(LA28)に向けたITTF(国際卓球連盟)の予選方式が、IOC(国際オリンピック委員会)理事会によって承認・公開された。世界トップクラスの選手たちが「スポーツ界最高の舞台」への切符をどう手にするのか、その概要が明らかになった。しかし、卓球ファンや関係者の間では、いくつかの大きな疑問が残っている。
今大会の参加枠は男女各86名の計172名。1つのNOC(国内オリンピック委員会)につき最大で男女各3名という代表枠は従来通りだ。しかし、実施種目は前回のパリ大会(5種目)を上回る「6種目」となる。
【LA28 実施種目(予定)】
男子シングルス(最大2名)
女子シングルス(最大2名)
男子ダブルス 1ペア
女子ダブルス 1ペア
混合ダブルス 1ペア(最大2ペア)
混合団体(男女3名ずつ)
オリンピックを目指す選手や各国の強化担当者が最も注視しているのは、「一人の選手が最大何種目に出場できるのか」という点、そして新採用となる「混合団体の試合方式」だ。
今回のリリースでは、出場種目数の制限については具体的に触れられていない。もし制限が設けられなければ、一人の選手が最大4種目(混合団体・シングルス・男女ダブルス・混合ダブルス)に出場するスケジュールも理論上は可能となる。
また、注目の「混合団体」については、まず各大陸予選の最上位チーム(計5チーム)が出場権を獲得する。アジアであれば、ATTU(アジア卓球連合)がアジア選手権を予選に指定するのか、あるいは独自の選考会を設けるのか、今後の動向が注目される。さらに、2027年の混合団体ワールドカップで、大陸代表を除く上位6チームが枠を獲得する流れだ。
ここから推察できるのは、ロス五輪の団体戦は2027年混合団体ワールドカップの方式がベースになるのではないか、ということだ。
一人あたりの出場制限や団体戦の具体的なフォーマットについては、依然として予断を許さない状況であり、ITTFの追加発表が待たれる。その内容次第で、各国の強化本部の戦略も大きく塗り替えられることになるだろう。
*写真は2024年パリ五輪
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