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【卓球】松平健太、ティバーと契約。バタフライへの感謝と「これからティバーを有名にします」

1月の全日本卓球選手権大会で決勝まで進み、過去には世界卓球選手権、アジア選手権などで数多くのメダルを獲得した日本卓球界の貴公子、松平健太(ファースト所属・30歳)が3月末をもって株式会社タマス(バタフライ)との契約を終了し、4月1日にドイツの卓球メーカーのティバー(TIBHAR・本社ドイツ)社と契約を結んだ。
以下は、本人からの公式コメント。

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私、松平健太(ファースト所属・30歳)は3月末をもって株式会社タマスとの契約を終了し、4月1日にドイツの卓球メーカーのティバー(TIBHAR)社と契約を結んだことをご報告いたします。

タマス社のバタフライ製品は中学1年から使い始め、14歳の時に契約させていただきました。その用具とタマス社のサポートのもと、世界ジュニア選手権での優勝、世界選手権団体でのメダル獲得など、卓球選手として成績を積み重ねることができました。
それはひとえにバタフライ用品への絶対的な信頼があったからです。私の2006年以降の17年間のの選手生活は素晴らしいバタフライというブランドが支えてくれたことは間違いありません。

そして、この度、そのブランドを離れることは私にとっても辛い決断でしたが、30歳を機に、残りの選手生活、そして現役引退後の将来を見据えて、ティバー社と契約するに至りました。
まだ日本ではあまり知られていないブランドではありますが、ヨーロッパを中心にした卓球の世界では有名なブランドであり、何より用具に妥協しない私自身が、ティバーの用具を使えることの確信を得て、新規契約をする決断をしました。

新たな転機であり、挑戦をすることに今はワクワクした気持ちでいっぱいです。これからは試合で成績を出すことはもちろんですが、用具の開発にも関わっていきたいと思っております。
タマス社には言葉では言い尽くせないほどお世話になり、そして16年間家族のように用具だけではないサポートもしていただきました。感謝の言葉しかありませんが、私、松平健太はこれからティバーとともに歩み、卓球界にさらに貢献していきます。これからもご支援、ご協力のほど、よろしくお願いします。

松平健太
2022年4月1日

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タマスの多くの人たちとは仲が良くて、
家族的な付き合いをさせて
もらっていたので、すごく悩みました

契約終了後の松平健太とのインタビュー。

ーー3月末をもってタマス(バタフライ)との契約が終了となり、本日4月1日からティバーの契約ですね。松平選手とタマスの関係は深くて長いイメージです。
松平健太 はい。2006年、14歳の時にタマスと契約しました。中学1年の秋からバタフライを使っていたので17年間、バタフライの用具を使っていました。14歳の時に全日本選手権でランクに入り、それがきっかけとなり、契約しました。ぼく自身、用具には細かくて、こだわりがあるけど、その細かい要求に応えていただきました。
タマスの多くの人たちとは仲が良くて、家族的な付き合いをさせてもらっていたので、すごく悩みました。ただ、ぼくの中で新たな挑戦をしたい気持ちを抑えることができませんでした。もちろん、ぼくがここまで卓球をやってこれたのもタマス(バタフライ)のお陰です。
今回、トラブルがあってやめるわけではなく、お互い話し合って契約を終了することになりました。

ーー君がジュニア時代にタマスは素晴らしい環境や経験を与えてくれましたね。
松平 それは間違いないですね。世界ジュニアで優勝したあとにドイツリーグで経験できたのも、バタフライだからこそできた。今村大成さん(タマス・ヨーロッパ)にお世話になり、邱建新さんのコーチも受けられた。ぼくにとってバタフライの力は大きいものでした。
3月30日にタマス本社に行って、大澤社長をはじめ、用具担当の方とか挨拶させていただきました。みなさんには「卓球界からいなくなるわけでもないので、試合会場で会うこともあるので良い関係でいましょう」と言っていただき、悔いなく契約を終えることができました。

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