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[エナジーウッドV2 WRB]のことをヨーナスに聞く。……「ヨーナス」って誰よ!?

ヨーナス さんに、聞いちゃう。

ヨーナス・ウィレン
スティガ シニアプロダクトスペシャリスト

Jonas Wilén

聞き手=今野昇(卓球王国発行人)
 
 
今、売れているスティガの[エナジーウッドV2 WRB]。
ラケット作りに80年近くのノウハウを持つスウェーデンのスティガ。
プロダクトマネージャーのヨーナス・ウィレンさんにこの商品についてと、
スティガのラケット作りのポリシーを聞いてみました。
 

「メイド・イン・スウェーデン」としての特徴。

[エナジーウッドV2 WRB]は

5枚合板でのパワーアップラケット

 
●ーーハロー、ヨーナスさん。[エナジーウッドV2 WRB]が日本で売れているとスティガ・ジャパンの早川さんに聞きました。詳しく教えて下さい。
ヨーナス ヨーロッパでは昨年の夏くらいに発売したけど、コロナの時期と重なってしまったのが残念。しかし、事前オーダーの時点での評判は良かったね。日本では11月頃には発売を始めたと聞いたけど、コロナの時期にも関わらず、順調に売れているね。
 
●ーーとにかくシンプルなデザインになっていますね。
ヨーナス 今までグリップには何色かの色を使っていて、グリップのベースの色に対抗するような色のラインを入れていたけど、今回はライトグレーの単色にしたんだ。そして、ネイビーのプレート(レンズ)にしている。
たとえば、[エバンホルツ]では濃いめのブラウンをベースにして、明るい白に近いラインを入れている。他のブランドと比べても相当にシンプルなデザインに見えると思う。
 
●ーー個人的にはスティガのシンプルなデザインは好きなんですよ。木材の美しさがわかるから。社内にはデザイナーはいるんですか? それとも外注?
ヨーナス スティガには2人のデザイナーがいて、ブランドの個性を作っている。まず製作サイドが商品の説明をして、それをデザイナーが商品デザインに移していく。
 
●ーー5枚合板は日本では、初心者用のラケットのイメージを持つんだけど、このエナジーV2 WRBは値段も高い。高い値段の5枚合板はそもそも売れるのかな。
ヨーナス そう言われるのはわかっていた(笑)。スティガ・ジャパンの早川さんとも話をしたんだ。プロ選手にとっては5枚合板はボールが遅く感じるかもしれないけど、初心者用のラケットではない。実際に中国市場ではこのラケットは評判が良い。今までのエナジーWRBも評判は良かったけど、[エナジーV2 WRB]はアップデータした最新バージョンで、プラスチックボールに対応したラケットを作りたかった。
初心者がいきなりカーボンなどの素材の入ったラケットをいきなり使うと技術の習得が難しい。正しいフォームを身につける段階で、ラケットの飛びに頼った打ち方になってしまう。そこで我々は初心者には弾みを抑えた5枚合板を勧めたい。そこでしっかり技術の基礎を学び、習得した上で、ラケットを徐々にパワーアップさせるべきではないかな。この[エナジーV2 WRB]は2本目のラケットとしても最適であり、中国選手が好んでいる状況を考ええると、中国ラバーにも適していると言えるのかもしれない。まずはしっかり技術を身に付けてからパワーをつければいいと思うよ。
 
●ーーヨーロッパでの評価は?
ヨーナス コロナの時期なので、明確に言うのは難しいけど、オーダーの段階では評価は良かった。中国やチャイニーズタイペイ、日本からのオーダーも多く、ユーザーの評価も高いし、中国では若い選手だけでなく、幅広い層に支持を受けている感触を持っている。

スティガ シニアプロダクトスペシャリストという肩書きを持つヨーナス・ウィレンさん