全日本卓球 女子シングルス準決勝、張本美和(木下グループ/上写真)が伊藤美誠(スターツ)にストレート勝利を収めた。張本の強さばかりが目立つ一方的な展開となった。
1ゲーム目、張本が2-3から5本連取し、さらに7-4から4本連取。2ゲーム目でも5本連取、4本連取と、張本が圧倒した。伊藤は立ち位置を変えながら様々なサービスを試みたが、張本はそれを苦にしない。逆に張本のサービスに伊藤は終始苦しめられた。
3ゲーム目では、伊藤が打ち合いでポイントを奪う場面もあったものの、バックサイドへの回り込み強打でミスが出て、連続得点につながらなかった。4ゲーム目に入っても張本のサービスが効き、3球目など速攻の展開でも張本が得点を重ねた。結局、張本が主導権を握ったまま押し切る形となった。
伊藤は試合後、「自分が押し切る前に押し切られた。自分が勝てる選手、勝てない選手がはっきりした。(張本や中国選手のような)打球の質が高く安定する選手には勝てていないので、対策を考えたい」と、悔しさをにじませながら語った。
●女子シングルス準決勝
張本美和(木下グループ) 4、3、4、5 伊藤美誠(スターツ)
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