●全日本卓球 男子シングルス決勝
松島輝空(木下グループ) 9、9、3、-6、3 篠塚大登(愛知工業大)
全日本卓球 男子決勝に初進出となった松島と篠塚の対決は、松島が圧倒的な攻撃力で試合巧者・篠塚をねじ伏せて、17歳にして初優勝を果たした。張本智和、水谷隼に次ぐ、史上3番目の若さでの戴冠となった。
★松島輝空の優勝インタビュー
「目標としていた優勝なんですけど、本当に優勝できるとは思っていなかったですし、率直にうれしい。1試合1試合が強い選手ばかりで、準決勝・決勝は攻めないと勝てないと思っていたので、自分から攻める気持ちで頑張りました。
(決勝の2ゲーム目を逆転で取ったのが大きかった)あのゲームは正直取れないと思っていんたんですけど、ロングサービスという自分の得意なサービスからの3球目で攻めることができて良かった。パリ五輪では自分が出場できなくて悔しい思いをして、大舞台で(代表選手を)倒したいと思っていたので、ここで勝てて良かったです。これからは1大会1大会が大事だし、ロス五輪でシングルスに出るという強い気持ちを持って頑張りたいです」
敗れた篠塚は、試合後のミックスゾーンで「決勝では実力差を感じた。悔しさよりスッキリとした気持ちだけど、次は勝てるようにしたい」とコメントした。
「松島は昨年と比べ、戦術は変わっていないけど、ラリーで何本も強打され、もう少しコースを変えないといけなかった。1・2ゲーム目を両方とも取るくらいでないと勝てない。すぐにシンガポールスマッシュがあるし、世界ランキングを上げて5月の世界卓球でメダルをとれるよう頑張りたい。来シーズンからはドイツ・ブンデスリーガに参戦します。いつかは行かないといけないと思っていたので、勇気を振り絞って決めました」(篠塚)
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