全日本卓球 男子シングルス4回戦でスーパーシード選手が登場。昨年8年ぶりにランク入りを果たし、ブンデスリーガでプレーしている村松雄斗(霧島整形外科病院/上写真)は、4日前にドイツから帰国。初戦の4回戦、同じカット型の白山遼(駒澤大)をストレートで下した。
村松雄斗「緊張はあまりしていなかった。相手がカットマンなので展開が読めなかったけど、自分の攻撃もよく効いていた。相手は守備がうまい選手で、1ゲーム目10−7から打ってミスが出たので、10−10からは粘ることに切り替えました。大会への入りはいいです。今日は攻撃は良かったけど、カットはまだわからないので、明日の試合前にしっかり練習します。明日は最後まで諦めずに最初から全力で頑張ります」
白山遼「村松さんは、同じバック表ソフトということもあり、憧れの選手です。攻める展開をもう少し増やせたらというのが反省点です。愛工大名電中・高時代になかなか結果を残せなかったけど、駒澤大には『何があっても諦めない』と誓って入学。でも新人戦で3位に入って以降は結果が出ず、本当に苦しかった。それでも諦めずにやり続け、いろんな人のアドバイスを聞いて練習を続けたおかげで、全日学以降は良いプレーができるようになりました。
去年が初出場で3回戦、今年が4回戦。春から信号器材でプレーしますが、一段ずつ上がっていきたいです。4回戦のスーパーシード選手の壁は高く、そこを越えるために一皮むけたいです」
また、ジュニアを棄権して男子シングルスだけに絞った松島輝空(木下グループ)は、三部航平(シチズン時計)に1ゲーム目を奪われたが、2ゲーム目からは落ち着いたプレーで4−1で勝利し、5回戦に駒を進めた。
松島輝空「一般でしっかり優勝したい。去年よりも実力がついているので今年こそしっかりと優勝を目指したい。海外の選手と試合をやっていることで自信がついている。去年まではジュニアもあったけど今回は一般だけなので、緊張もあったし難しい試合でした。2ゲーム目以降は落ち着いてプレーできたので良かったです」
●男子シングルス4回戦
村松雄斗(霧島整形外科病院/鹿児島) 11、5、4、6 白山遼(駒澤大/愛知)
松島輝空(木下グループ/神奈川) −8、5、4、8、10 三部航平(シチズン時計/東京)
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