シェーク・バック表ソフトでラリー戦での強さを見せ、男子ジュニアで3回戦に進出した黄塚結空(こうづか・ゆうあ/静岡学園高)と、左利きのペン表両面速攻という希少戦型で、女子ジュニアで1勝をあげた黄塚咲宙(こうづか・さくら/横浜隼人高)は、歳が1つ違いの兄妹だ。ユニークな卓球を展開する2人それぞれに、用具のこだわりを聞いてみた。
●兄・結空
「もともと小学1年くらいで卓球を始めた頃は、両面表ソフトでした。『スワットキッズ』(VICTAS)に『ヘキサーピップスプラス』(アンドロ/廃番)を両面とも縦目で貼っていたのを覚えています。それから小学2年の時に、サービスを切りたかったのでフォア面を裏ソフトにしました。
今のラケットは『フォルティウス FT』(ミズノ)のFL。中学3年の頃から使っています。その前には『SK7クラシック』を使っていましたが、硬すぎたので柔らかさを求めて、同じ7枚合板の『フォルティウス FT』にしました。
フォア面のラバーは、『V>20 ダブルエキストラ』(VICTAS)。ぼくは結構フォアをハードにぶつけるタイプなので、ぶつけた時に前にしっかり飛んでくれてスピードが出るところが気に入っています。サービスも厚く当てると飛んで、薄く当てると飛ばないので、出しやすいです。
バック面の表ソフトは、『スペクトル S2』(VICTAS)。中学1年の頃から使っています。スピードがめっちゃ出て、ナックルも出しやすい。表ソフトは弱点が見えるとそこを詰められやすいんですが、『スペクトル S2』は穴がなくて、全部の技術ができる欠点のない万能ラバーで、すごく気に入っています」

バック面の表ソフトでコースを自在に突き、フォアの強打で決めるのが兄・結空のスタイル
●妹・咲宙
「卓球を本格的に始めたのは、小学2年の頃。最初からずっとペンです。ラケットは、小学4年の頃から『クリッパーウッド』(スティガ)の中国式を使っています。私自身、木材のラケットが好きなのと、使っているラバーとの相性がすごく良いので、長年愛用しています。
フォア面の表ソフトラバーは『ヘキサーピップスプラス』(アンドロ/廃番)。もう廃番なんですけど、ギリギリまで使いたいなと思って、今持っている在庫がなくなるまではコレでいくつもりです。厚さは1.9mm。弾きやすくて、結構ナックルも出やすく、みんながあまり使っていないラバーなので、相手が取りづらいボールが出るところが気に入っています。
裏面の裏ソフトは『ファスターク C-1』(ニッタク)の厚。ほぼ、卓球を始めた頃からずっと使っています。しっかり食い込んでくれて、ドライブもミートもしやすいところが好きですね」

サービス・レシーブから早いタイミングで積極的にポイントを狙いにいく速攻型の妹・咲宙
2人とも、木材7枚合板のラケットに、ひとクセある表ソフトを合わせており、自らのプレーバランスと相手のやりづらさの両立が非常によく考えられている。異質型の選手は、参考にしてみてはいかが?
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