●女子シングルス5回戦
伊藤美誠(スターツ) -7、-6、6、6、-7、11、5 山室早矢(桜丘高)
2025年インターハイ2位のカットマン・山室が、カットにめっぽう強い伊藤をあと一歩のところまで追いつめた。1・2ゲーム目を連続で取り、3・4ゲーム目は落としたものの、5ゲーム目を取って迎えた第6ゲーム。11-10とマッチポイントを握った山室が出したフォア側への下回転系ロングサービスに対し、伊藤が回り込んでバックフリックでレシーブしたボールは、無情にもネットイン。そこから逆転を許した山室だったが、多くの観客が息をのんで見守った好勝負だった。
以下、山室のコメント。
「伊藤選手はカットマンに対して、もう本当にすごく強くて、あまり負けている姿を見たことがなかったので、とりあえず1本ずつ食らいつく意識で頑張りました。すると、2-0でリードができて『おぉ!』と、自分でもびっくり。でも最後、3-3になった時は伊藤選手に思い切ってプレーされて、そこで自分が崩れてしまったのが敗因だと思います。
(マッチポイントを握った時は)正直、カメラがめっちゃ集まってきて、『え、やばい、勝てる?』みたいな感じで、ちょっと勝ちを意識しちゃって(笑)。でも、最後は置きに行かずに、『フォアにロング(サービス)で攻めていこう』っていう気持ちで戦った結果が、これ(レシーブネットイン)だったので、それは良かったんじゃないかなと思います。
最初、組み合わせを見た時は、『伊藤さんカット打ち上手いから、うわー』みたいに思ったんですけど、逆に『ここで自分が勝ったらめっちゃすごいんじゃない?』と、プラス思考で考えて、絶対勝ってやろうと燃えてできたので、良かったです」

カットだけでなくカウンタープレーも冴えた山室。昨夏のインターハイ後に攻撃面をかなり強化してきたという

ベンチに入ったのは、出身クラブ・城山ひのくにジュニアの恩師、松下智子さん(左/旧姓・下長=元日本代表)。大健闘の山室を、師匠も満面の笑顔で称えた
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