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大会報道

最終ゲーム、5‐9から6連続得点で勝利。伊藤美誠がゾーンに入り、日本勢唯一のベスト8入り

●女子シングルス3回戦

伊藤美誠 7、‐6、‐6、7、9 金娜英(韓国)

あとがない場面でゾーンに入った伊藤美誠。会心のプレーで大逆転勝ち

チャイナスマッシュ女子シングルスの3回戦で、伊藤美誠が金娜英(韓国)に逆転勝ちして準々決勝進出を決めた。今大会の日本勢の男女シングルスでベスト8入りしたのは伊藤ただひとり。

伊藤は2回戦で平野美宇をフルゲームで下して勝ち上がってきた金娜英に対して、1ゲーム目は先手を取って自分の展開で戦えたが、2ゲーム目から金娜英が伊藤のバックの表ソフトのボールに慣れてくると威力のあるバックドライブで得点を奪うようになる。

今大会で自信をつけた金娜英。今後、日本にとっても要マークの選手だ

苦しい展開でも伊藤は表ソフトでツッツキを使って相手のミスを誘うなど4ゲーム目を取り返して、最終ゲームへ。最終ゲームは序盤で伊藤のミスが目立つのに対して、金娜英はしっかりと回転をかけた両ハンドドライブで9‐5とリード。しかし、ここから伊藤がそれまでよりも集中力を見せて、畳みかけるような攻撃で6連続得点。後がない場面で伊藤はゾーンに入っていた。大逆転勝ちの伊藤に会場が大歓声。

伊藤美誠、大逆転勝ちの瞬間

伊藤は試合直後の勝利者インタビューで、「やっと孫穎莎選手(中国)と対戦することができます。明日は自分のプレーをしっかりと出したい」と語った。

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