女子シングルス決勝、陳幸同が100週間以上連続で世界ランク1位に君臨し続ける孫穎莎を破り、優勝を果たした。
⚫︎女子シングルス決勝
陳幸同(中国) 4 (-6,8,3,5,-6,5) 2 孫穎莎(中国)
「立ち上がりは全くリズムがつかめず、凡ミスも多かった」と振り返る。それでも第2ゲーム、開始から7-1とリードを広げた場面で勝負どころを見極めた。「もし0-2にされたら、この試合をひっくり返すのは難しい。だから第2ゲームは何が何でも取るつもりだった。使える手はすべて使い切った」。
強打者の孫穎莎に打ち勝った陳幸同
陳幸同は今年、チャンピオンズで三度目の決勝進出。横浜で悲願の優勝を果たし、三度目の正直となった。
試合後、「優勝をどう祝いますか?」という質問が飛ぶと、陳は少し照れ笑いを浮かべながらこう答えた。
「正直、特別なことをするつもりはないです。美味しいものを食べて、家族やチームのみんなと時間を過ごしたい。こういう瞬間を分かち合えることが、一番のご褒美だと思います。」
また、試合中に陳幸同は小さなハンカチをタオルとして使っている姿が印象的だが、それについては以下のように答えた。
「小さいので持ち運びやすく、洗いやすいし乾きやすい。私にはこれで十分かな笑」とはにかみながら語った。記者に見せるチャーミングな笑顔も魅力的な選手だ。
非常に高い実力を持ちながらも、これまで同士討ちで敗れる大会が多かった陳幸同。孫穎莎を破った今大会が起爆剤となるか。今後の活躍にも期待が膨らむ。
(インタビュー:楊奇真、文:楊彩乃)
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