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もっと楽しい卓球大会を、断然ラクに運営できる P4match……って何だ? −大会編

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P4マッチはレーティングシステムを採用しており、年齢・性別を問わず自分に近いレベルの選手との対戦が自動的に組まれるのが特徴のひとつ。私は初めての大会出場なので、自己申告で「オープン戦ベスト8〜32」のB級に出場した。

組み合わせは自動的に作成され、参加者各自がスマホで試合進行を確認しながら、審判に入った時はスコアもスマホで入力していく。大会に付き物の組み合わせが載ったプログラムや、大量の記録用紙はどこにもない。スマホでの入力も最初はちょっと戸惑ったが、1大会に出れば慣れるくらいの難易度だ。

 

どのコートでいつ自分の試合が入るか、ホームページの大会ページでひと目でわかる

 

審判がスコアをスマホで入力。大量の記録用紙は不要だ

大会運営を担当していた台東区卓球連盟の内山博さんは、「従来の大会運営ではトイレに行く暇もなかった。大会運営が楽になるという点では、天と地の差があります」と語る。参加者が進行管理や審判を行うP4マッチなら、運営者は内山さんひとりで済み、さらに試合に出ることもできてしまう。台東区卓球連盟では、1年半ほど前からP4マッチを部分的に導入しているそうだが、連盟への新規登録者が昨年から10%以上増加したのもメリットのひとつだという。

試合開始前、参加者に説明を行う内山さん

肝心の試合は、5試合やって1勝4敗。3連敗した時は「このまま全敗か」と思ったが、レーティングシステムによってより近いレベルの相手と対戦していくので、全体の結果を見ても全敗の選手はほとんどいないし、リーグで三つ巴になることも多い。普通のトーナメント戦ならすぐ負けて帰っているところを、2試合がゲームオールになるなど、5試合で計20ゲームを戦い抜いた。白熱した中にもトーナメント戦の緊張感とは違う楽しさがあり、非常に「濃い」試合ができた。

「常に強い人と試合ができるのが良い」とP4マッチに出場した藤原佳子さん。大会後、全日本マスターズ・女子フィフティで2年連続のベスト8

参加者として「空いた時間にまた出てみようかな」と思えたのと同時に、これから多くの卓球協会・連盟が高齢化や人手不足の時代を迎えることを考えると、運営側のメリットは大きい。すでに大規模な全国大会も、運営側の人手不足から規模の縮小を迫られている。運営側の負担を軽減させることで大会数が増えていけば、結果的に卓球界の活性化につながるはずだ(柳澤)。

大会当日の午前中にもP4matchに出場し、2大会を「ハシゴ」したZIZO倶楽部の横井信司さん。プレーするだけでなく、ZIZO倶楽部で毎月のように大会を主催している

 

●『P4match』公式ホームページ
https://p4match.com/index.php