卓球王国 2021年6月21日 発売 vol.291
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饒舌な男よりも寡黙な男を信じる!? 岸川聖也、V>11を分析。「重さが気にならないラバー」

 

 

「重さは全く気にならない。飛びの良さがあり、

バウンドしたあとも伸びていく。

相手の強いボールに打ち負けないラバーですね」

 

今回、4月からVICTASアドバイザリースタッフになった岸川聖也プロ(世界選手権メダリスト)は何の情報も与えられずにVICTASのラバー『V>11 Extra』を試打した。

このラバーは「ライトニングテンション」というテクノロジーでラバーの重さを約10%(当社比)軽めにすることに成功した。

フォア打ち、フォアのドライブ、ドライブの引き合いを試す岸川。

「触った感じでは軟らかいラバーだと思ったけど、結構食い込んで回転もしっかりかかるラバーですね。『V>03』とは別物ですね。『V>03』は初中級者が使う場合には使いやすいラバーだけど、この『V>11 Extra』は上級者向けですね。

重さは全く気にならないです。打ったボールが軽くなることはなく、打球したボールもよく飛んでいくし、バウンドしたあとも伸びていく。強く打っても、ラバーが潰れる感覚がないので、相手の強いボールに打ち負けないですね」。

VICTASでのトップ選手仕様のラバーは『V>15 Extra』だが、「やや重い」という声があったために、軽量化を計った『V>11 Extra』を投入した。軽めにすることでしっかりラケットを振り抜けるようにしつつ、ボールの威力をそのままキープしたい選手にはピッタリのラバーだ。

スポンジ硬度は『V>15 Extra』と同じ47.5度前後だが、打った感覚としては軟らかく感じる。それはトップシートが軟らかめに作られているからだ。

岸川が打球するボールはボールがラケットに吸い付くように食い込むのだが、ボールの威力は格段に違う。弧線を描きながら相手コートにググッと収まり、バウンドしたあとのボールの伸びも良い。

「ラバーが硬すぎるとコントロールが難しい時があるけれども、この『V>11 Extra』は使いやすく、かつ質の高いボールが行く。ループドライブでもしっかり回転がかかるんですね。硬すぎないので自分のボールにして台上技術ができる。硬すぎるラバーだと自分がコントロールしたいのに勝手に飛んでいって、ネットミスすることもあるけど、『V>11 Extra』はしっかり自分のボールにして返せる」

上級者の試合でも、一発で打ち抜けるボールは1ゲームで何本も打てない。つまり、試合の大切なポイントはサービスとレシーブ、ブロックやカウンターであったり、フォア・バックでの連係プレーが得点の大半を占めていると言っても過言ではない。

『V>11 Extra』はラバーの軽さもさることながら、実はいろいろなボールに対処できるラバーの操作性に特長があるのだ。

 

岸川聖也の「V>11 Extra」評

・触ったら軟らかく感じたが、ボールが食い込み、回転量の多いボールが打てる

・打球したボールもよく飛んでいくし、バウンドしたあとも伸びていく

・相手のボールに打ち負けない

・硬すぎないので自分のボールにして台上技術ができる

 

 

岸川聖也プロがトップ選手に推したい裏ソフトラバー

「ライトニングテンション」の技術を使っったV>11 Extraのスポンジ。実はスポンジだけでなく、トップシートも軽量化に成功している

『V>15 Extra』の性能を維持しつつ、約10%の軽量化を実現。スポンジ硬度は『V>15 Extra』と同じ表記だが、トップシートはややソフトになり、グリップ力を高めたテンションラバー。両ハンドで振り抜きたい上級者向けのラバーだ。

 

VICTAS

V >11 Extra

5,720円(税込)

ライトニングテンション裏ソフトラバー

厚さ MAX / 2.0 

スポンジ硬度 47.5±3度 ドイツ製

 

 

岸川聖也 VICTASアドバイザリースタッフ ●きしかわ・せいや

2002年に中学3年でドイツに渡り、9シーズンをドイツのプロリーグでプレーした日本男子卓球界の先駆者。 世界選手権では団体4、男子ダブルス2、混合ダブルス1の7個のメダルを獲得。2012年ロンドン五輪ではベスト8に入った