12月1日から中国・成都でスタートした『ITTF混合団体ワールドカップ』。日本は、第2ステージで中国、韓国、ルーマニアに敗れ、昨夜、準決勝進出をかけて香港との最終戦に臨んだ。
トップの混合ダブルスでは萩原啓至/赤江夏星、2番では面手凛がそれぞれ1-2と1ゲームを奪うにとどまり、香港に2ゲームリードを許す展開。
しかし、3番では田中佑汰が相手エースの黄鎮廷から2ゲームを奪ってゲーム差を1に縮めると、続く4番の女子ダブルスでも赤江/面手凛が杜凱琹/呉詠琳から2ゲームを奪取し、チームは6-6に追いつく。
ラストの田中/萩原の男子ダブルスは、互いに1ゲームを奪い合い、7-7。勝負が決める最終ゲームは中盤で離され、最後は6-10から9-10に追い上げを見せたが、引き合いで萩原のフォアドライブがわずかにオーバー。日本は7-8で香港に敗れ、第2ステージ(グループリーグ)5位で大会を終えた。
上位4チームのみが進める第3ステージ(準決勝・決勝)には惜しくも届かなかった日本だが、ベストメンバーの韓国相手に好試合を展開し、中国戦では川上流星/面手凛の中・高生ペアがパリ五輪金メダリストで世界選手権2連覇中の王楚欽/孫穎莎から1ゲームを奪うなど、大いに奮闘を見せた。
●第2ステージ 最終順位
1位:中国
2位:韓国
3位:香港
4位:ルーマニア
5位:日本
6位:ドイツ
7位:フランス
8位:アメリカ
●第2ステージ 日本チームの記録
〈日本 2-8 中国〉
川上流星/面手凛 -5、-3、9 王楚欽/孫穎莎
赤江夏星 -7、-5、-5 王曼昱
田中佑汰 -5、-10、6 林詩棟
笹尾明日香/赤江夏星 -6、 孫穎莎/王芸迪
〈日本 5-8 韓国〉
萩原啓至/赤江夏星 7、10、-9 趙大成/金娜英
笹尾明日香 -8、-8、6 申裕斌
田中佑汰 -3、9、-7 張禹珍
萩原啓至/川上流星 -5、10、-10 趙大成/安宰賢
森さくら/笹尾明日香 -6 田志希/申裕斌
〈日本 7-8 香港〉
萩原啓至/赤江夏星 6、-6、-9 姚鈞涛/呉詠琳
面手凛 -5、-10、11 杜凱琹
田中佑汰 4、-8、9 黄鎮廷
赤江夏星/面手凛 8、-9、8 杜凱琹/呉詠琳
田中佑汰/萩原啓至 -7、10、-9 黄鎮廷/姚鈞涛
●試合方式
1番:混合ダブルス
2番:女子シングルス(1番に出場していない選手)
3番:男子シングルス(1番に出場していない選手)
4番:女子ダブルスor男子ダブルス
5番:男子ダブルス or 女子ダブルス
*4・5番の順番は試合前に監督同士で決める
*それぞれの試合は3ゲームスマッチ(3‐0か2‐1)で、先に8ゲームを獲得したチームが勝利
●日本チームメンバー
男子:田中佑汰(個人)、吉山僚一(日本大)、萩原啓至(愛知工業大)、川上流星(木下アカデミー)
女子:森さくら、笹尾明日香、赤江夏星(以上、日本生命)、面手凛(山陽学園高)
写真提供:ITTF
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