12月4～10日まで、中国・成都で開催中のITTF混合団体ワールドカップ。本日（9日）行われた第2ステージで日本は中国と対戦し、5-8で惜敗。敗れたものの、中国から2勝をあげる奮闘を見せた。
●第2ステージ
〈日本 5-8 中国〉
戸上隼輔／張本美和 -5、11、9 王楚欽／孫穎莎
早田ひな -6、-9、-5 王曼昱
張本智和 3、6、-7 樊振東
木原美悠／張本美和 10、-3、-11 王曼昱／陳夢
戸上／曽根翔 -5 馬龍／王楚欽
日本は1番で戸上隼輔／張本美和が世界選手権2連覇の王楚欽／孫穎莎を破る大金星。序盤からよく足が動いていた戸上の高速チキータが随所で決まり、ピッチの早いラリーでも積極的なカウンターで得点重ねた。2・3ゲーム目は張本美和も王楚欽の豪快なチキータや後陣からのドライブに体勢を崩しながらも返球し、戸上の攻撃につなげチャンスを作った。
息のあったコンビネーションで世界1位ペアを撃破した戸上隼輔（左）／張本美和
続く2番は早田ひな対王曼昱。コートを広く使った激しいラリーの応酬が続き、1ゲーム目を奪われる。2ゲーム目は一進一退の展開となり、早田もサービスを変えて突破口を探ったが、最後はドライブでの威力、回転量で上回った王曼昱に軍配が上がった。
プエルトリコ戦ではA.ディアスに敗戦を喫していた王曼昱だが、日本戦ではチームに3点をもたらす活躍で名誉挽回した
中国が2点リードの2-4で迎えた3番では、エース・張本智和が会心のプレーを見せ樊振東を撃破。バック対バックからのフォアストレート、バックカウンターなど、持ち味を遺憾なく発揮し、世界1位を2-1で退けた。
続く4番は木原美悠／張本美和の女子ダブルス。ここで勝利してリードを奪いたい日本だったが、王曼昱／陳夢がゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目をジュースで逃げ切って勝利。
5-7と後が無くなった日本は、5番で戸上／曽根翔が登場。馬龍／王楚欽と対戦し、前半競り合う場面もあったが、後半は馬龍／王楚欽の豪打を浴びて5点で敗戦。日本は5-8で敗れ、惜しくも「中国超え」はならなかったが、完全アウェーの中のびのびとプレーし、それぞれが持てる力を精一杯出し切った。
張本は昨日の韓国戦での敗戦の雪辱を中国戦で果たした
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