12月1日から中国・成都で開催中の『ITTF混合団体ワールドカップ』。日本は4日に行われた第2ステージ初戦でアメリカに8-1で快勝し、5日にはフランス、ルーマニアと対戦。フランスには各試合ともに競り合ったが、8-3で勝利。4番の男子ダブルスでは、萩原啓至(愛知工業大)とのペアで登場した川上流星(木下アカデミー)が中学生とは思えないほど落ち着いたプレーで、勝負どころとなったラリーで確実に返球して萩原の強打につなげた。
また、日本は同日行われたルーマニア戦に2-8で敗れ、今大会初の黒星を喫した。1番の混合ダブルスではO.イオネスク/スッチに経験の差を見せつけられ、0-3とリードを許す。続く2番の笹尾明日香(日本生命)、3番・田中佑汰(個人)もそれぞれ1-2と獲得ゲーム数が伸びず、2-7。そして4番では森さくら(日本生命)/笹尾がドラゴマン/スッチに6-11で敗れ、ルーマニアに2-8で敗戦となった。
日本は、本日(6日)行われる第2ステージで、初代王者の中国に挑む。世界ランキング1位の王楚欽、世界女王の孫穎莎、王曼昱らを擁する中国相手にどれだけ戦えるか楽しみだ。
なお、第2ステージの現時点の記録は下記のとおり
●第2ステージ 日本チームの記録
〈日本 8-1 アメリカ〉
田中佑汰/赤江夏星 9、-2、9 ナレーシュ/モイランド
笹尾明日香 6、4、3 グッドウィン
萩原啓至 9、9、4 リャン・ジーシャン
〈日本 8-3 フランス〉
萩原啓至/赤江夏星 -9、6、11 ドール/Ca.ルッツ
笹尾明日香 5、6、-6 ストッペレール
田中佑汰 10、6、-6 ローランド
萩原啓至/川上流星 10、8 ローランド/ドール
〈日本 2-8 ルーマニア〉
萩原啓至/赤江夏星 -7、-9、-12 O.イオネスク/スッチ
笹尾明日香 6、-12、-7 サマラ
田中佑汰 3、-8、-14 E.イオネスク
森さくら/笹尾明日香 -6 ドラゴマン/スッチ
●試合方式
1番:混合ダブルス
2番:女子シングルス(1番に出場していない選手)
3番:男子シングルス(1番に出場していない選手)
4番:女子ダブルスor男子ダブルス
5番:男子ダブルス or 女子ダブルス
*4・5番の順番は試合前に監督同士で決める
*それぞれの試合は3ゲームスマッチ(3‐0か2‐1)で、先に8ゲームを獲得したチームが勝利
●日本チームメンバー
男子:田中佑汰(個人)、吉山僚一(日本大)、萩原啓至(愛知工業大)、川上流星(木下アカデミー)
女子:森さくら、笹尾明日香、赤江夏星(以上、日本生命)、面手凛(山陽学園高)
写真提供:ITTF
ツイート