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協会理事会でWTTでの個人ウエア着用が承認。また登録人口減少に備え、「普及対策プロジェクト」を発足予定

6月8日の日本卓球協会理事会で、2025年からの日本代表ウエアのオフィシャルサプライヤーがタマス(バタフライ)になることの報告と同時に、25年4月から協会派遣ではない日本代表選手は個人ウエアの着用が可能になることが承認された。ただし、「WTTスマッシュ」「WTTチャンピオンズ」「WTTファイナルズ」は除外される。
今まで、選手個人の自費参加の形でWTTに出場する場合でも日本代表のオフィシャルウエアを着ることが義務付けられていたが、選手からは「協会派遣でなければ個人のスポンサー名がついているウエアを着用して試合に出たい」という要望が出ていた。海外ではすでに多くの協会の選手が個人ウエアでWTTに参戦していたのだが、日本も来年4月から「個人ウエアOK」となる。

 

全日本選手権で所属の木下グループのロゴ入りウエアを着用する長﨑美柚。25年4月以降、WTTスマッシュなどの3大会以外は協会派遣でなければ、このような個人ウエアを着用することが可能となる

 

加えて、同理事会の中で、「普及対策プロジェクト」を発足させることを宮﨑義仁専務理事が公表。6月23日の協会の評議委員会のあとの新体制でのスタートとなる。2023年度の協会の登録人口が微減(正式発表は評議委員会後)、今後も減少していくことを予測し、また部活動の地域スポーツへの移行の流れを受け、協会が普及活動のためのプロジェクトを発足させる。

また、日本卓球協会はアクションプランの一環として、内閣府の承認を得たことを受け、夏以降に全国の小学校などに卓球台の寄贈を順次スタートさせていくことも発表した。

さらに任期(最大三期12年間)を終える国際卓球連盟(ITTF)の前原正浩副会長に代わり、星野一朗・日本卓球協会副会長をITTF副会長に推挙、来年5月のITTFでの副会長選に臨むことを発表した。会長、副会長は227の国と地域の卓球協会による選挙で決まる。