この言葉がまず衝撃的だった。
カットマンとしては全日本で松下浩二以来のベスト8入りを果たした英田理志。
そのプレースタイルは、攻撃7割:カット3割のオールラウンダー。
攻撃技術にも定評があり、両ハンドドライブ、カウンター、引き合いなど、すべての技術が秀でている。
その英田が「攻撃には力は必要ない」と言うのだ。
まず卓球の打法、特に攻撃技術において、力で飛ばそうとしている人が多くいます。スピードを出すために、回転をかけるために、とにかく力を入れて打ってしまうのは良いとは言えません。
私はボールへの当て方と体の使い方が合っていれば、力は最小限で良いと思います。「どれくらい力を入れて打っていますか?」と聞かれることがありますが、いつも「力はほとんど入れていません」と答えます。例えるならば、歩いたり、ジョギングしたりするのと同じくらいの力です。それくらいリラックスして打っています。に力が入ってしまうとボールは走らないし、安定もしません。
その代わり、体の動き、ラケットの動き、スイングは細かくチェックして、ミスをしたらすぐに確認します。力に頼ったスイングでは、ミスの原因がわかりにくく、試合の中で修正がききません。
確かな理論と打法を駆使している英田理志。
卓球王国6月号では、彼の攻撃技術である、
対下回転の8の字打法、対上回転の楕円打法について紹介。
必見なのは「バックスイングを取ったつもりで打つ」という考えだ。
カットマンだけでなく、攻撃型もぜひ参考にしてほしい
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