3月29〜30日、神奈川・横浜武道館で第22回全国ホープス選抜大会が開催。全国から集った小学生のツワモノプレーヤーが、日頃鍛えたハイレベルなテクニックを惜しみなく披露した。まず男子の結果からお伝えします。
[男子1位トーナメント・上位成績]
優勝:福岡県選抜(2年ぶり3回目)
準優勝:栃木県選抜
3位:愛知県選抜、広島県選抜
ベスト8:神奈川県選抜A、新潟県選抜、大阪府選抜、兵庫県選抜
混戦模様の男子は、栃木と福岡が決勝に進出。そして決勝では、昨年準優勝の福岡が3−0のストレートで栃木を押し切り、2年ぶり3回目の優勝を果たした。
男子1位トーナメント優勝の福岡県選抜
●男子決勝
〈福岡県選抜 3−0 栃木県選抜〉
◯森星空 3−1 野中心翔
◯横田颯 3−0 鈴木陽大
◯森千暉 3−0 佐藤優夢
福岡は決勝トップで出場した3年生の森(星)が、ツッツキからの正確なブロックで着実に得点を重ね、大きな先制点。2番・横田は鈴木との左腕対決で、猛威を振るっていた鈴木の巻き込みサービスを丁寧にレシーブし、台上の展開から崩して要所で強打を打ち込んだ。3番・森(千)もバランスの良い両ハンドを武器に快勝。各選手とも強打だけに頼らない、多彩な得点パターンが光っていた。
クレバーなプレーで、トップで勝利を重ねた森星空
2番で相手チームのエースを次々に破った横田颯
「去年2位ですごく悔しい思いをした。去年から3年生がひとり替わっただけで、ほぼ同じメンバーで臨んだので、絶対に優勝したいという一心で臨みました。決勝トーナメント初戦の三重戦が一番苦しかったですね。
今年1年、みんな個人戦でも成績が出せていたし、経験を積んで試合での勝ち方もよくわかっていた。去年は決勝トーナメントでなかなか上級生が勝てなかったけど、今年はお互いにカバーしながらチームとして勝ち上がっていけたし、本当に全員が殊勲者ですね」(森姫奈監督)
2位の栃木は、2番で「ビッグサーバー」の鈴木陽大が変化サービスと強烈な3球目攻撃で得点を重ね、確実に勝利。4番に出場した鈴木晴大の、相手を翻弄するセンスあふれる球さばきも光った。3位の愛知と広島は、選手層の厚さでハードな接戦を勝ち抜いた。
男子1位トーナメント2位の栃木県選抜
猛烈な変化の巻き込みサービスから、3球目強打を叩き込んだ鈴木陽大
男子1位トーナメント3位の愛知県選抜
男子1位トーナメント3位の広島県選抜
男子1位トーナメントのベスト8は、神奈川県選抜A、兵庫県選抜、大阪府選抜、新潟県選抜。地元期待の神奈川県選抜Aは、準々決勝で優勝した福岡県選抜と大熱戦を展開したが、惜しくも敗れた。
男子1位トーナメントベスト8の神奈川県選抜A
男子1位トーナメントベスト8の兵庫県選抜
男子1位トーナメントベスト8の大阪府選抜
男子1位トーナメントベスト8の新潟県選抜
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