2018・2019年全日本マスターズ・サーティ2位の大塚裕貴さん、2023・2024年全日本マスターズ・サーティ2連覇の飯野弘義さんをはじめ、多くのマスターズプレーヤーの体の「お悩み」を解決し、より効率的な体の使い方を指導するトレーナーの山崎真吾さん。
卓球王国5月号からスタートした、体のポテンシャル(潜在能力)を引き出すノウハウを伝授する『目覚めよ!カラダのポテンシャル』。第1回の「パワーポジション」に続いて、第2回のテーマは「体幹スイッチ」。みぞおちから下方向へ、グッと力を入れるんです。
人間の体は「みぞおちから下」が土台。土台を安定させるために大切なのが「体幹スイッチ」だ
ボールを打つ時に体が浮いて威力がない、連続でうまく打てないという人はぜひ参考にしてほしい
山崎さん曰く、人間の体の使い方は、常に「中心から末端へ」と力を伝えていくことが大原則だという。自分のパワーが思うようにボールに伝えられていないと感じる人。あるいは1球打つごとに体が浮き上がってしまい、うまく連打ができない人。そんな人は、ぜひ今回の「体幹スイッチ」について知ってほしい。
「指導者から『力を抜け』と言われても、どうすれば力が抜けるか、わからない人が多いのではないでしょうか。脳からの指令で体が実行しやすいのは、『◯◯をしない』という指令よりも、『◯◯をする』という指令。漠然と力を抜くことを意識するより、どこに力を入れれば力が抜けるかを知っておくことが大事です。体幹スイッチが入れば、手足の力が自然に抜けて、手のひらや指先の感覚もより繊細になりますよ」(山崎さん)
筆者(柳澤)も山崎さんの教えを聞いて、いかに体の使い方に無駄が多かったのかを知った。卓球だけでなく、電車の中で立つ時や歩く時にも体の使い方を意識して、疲れにくくなった気がします。これももっと、早く知りたかったな……。(柳澤)
レベル別の「パワーポジションスクワット」など、トレーニング方法も紹介!
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