卓球王国 2025年4月21日 発売
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「もっと早く知りたかった!」。RinRin卓球クリニック「シーズン2」がスタート!

卓球の基礎技術の「初期設定」をテーマに、卓球王国2024年11月号〜2025年2月号で連載され、好評を博した『RinRin卓球クリニック』。西沢銘さん・美佳さんご夫婦による、中国卓球をベースに日本卓球の良さもミックスした卓球論は、まさに「目からウロコ」。「もっと早く知りたかった!」という声が続々と寄せられた。

技術の「初期設定」をテーマに、好評を博した『RinRin卓球クリニック』の1stシーズン

好評にお答えして、4月21日発売の卓球王国6月号から「シーズン2」がスタート。テーマについてはいろいろと話し合ったが、卓球選手が安心して試合ができるためのポイント、レシーブとブロックという「受けの技術」をあえてテーマにしてみた。

第1回ではいきなり技術について紹介するのではなく、まずレシーブするうえでの心構えについて語ってもらった。日本ではどうしても、ツッツキレシーブからブロックへの展開を「守備的」ととらえがちだが、「積極的に仕掛ける気持ちがあれば、ツッツキもブロックも決して消極的ではない」と美佳さんは説く。

トップ選手でもツッツキでのレシーブはよく使う。写真は馬龍(中国)

そして今回の「目からウロコ」ポイントは、ラリー戦に強い中国卓球の根幹を成す重要なフットワーク『ディエンプゥ』。トップ選手の試合を見ていて、レシーブの体勢から必ず打球前に足を動かしているのにお気づきだろうか。相手のサービスのトスと同時に足を動かして体に「エンジン」をかけ、距離的にもどこにでもすぐ動ける体勢を作る。トップ選手では当たり前の動きだが、初・中級者で実践している人は意外に少ないはずだ。

トップ選手が必ず行う「レシーブ前の準備」。この一歩は小さいけれど大きな一歩!

フォアドライブやバックハンドの連打の時も、中国選手はこの『ディエンプゥ』で常に足を動かしているから、体勢が崩れずに連打ができる。ちなみに漢字で書くと……下記のとおり。覚えにくいですが、ぜひ覚えてください。(柳澤)

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