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「アッパースイング」に「腹圧」。橋津文彦監督が語る超攻撃卓球のメソッドとは?

6月号から連載がスタートし、大きな反響を読んでいる『超攻撃卓球のススメ』。野田学園の橋津文彦監督による、両ハンドの「超」攻撃的なプレースタイルを実現するためのメソッドだ。

最新号の7月号に掲載する、連載第2回のテーマは「アッパースイングで分厚くいこうぜ!」。「アッパースイング=持ち上げるスイング」というイメージを持たれがちだが、高い位置から振りはじめる「水平スイング」はインパクトが薄くなってしまい、相手のボールに打ち負けてしまうと橋津監督は言う。

「まだ身長が低い小学生くらいのうちは、相手コートにボールを打ち込むために水平に近いスイングになります。でも身長が伸びてからも同じように水平に振っていたら、ボールを強くインパクト(打球)できず、威力のあるボールを打つのは難しい。現代卓球で勝ち抜くうえでは、アッパースイングでボールを分厚くとらえることがひとつの常識だと考えています」(橋津監督)

アッパースイングでも体勢が崩れないための前傾姿勢の作り方や、相手のボールに押されない「馬龍式」カウンター、さらには聞き慣れない「腹圧」というワードまで飛び出す橋津ワールド。今回の内容、中高生ならずとも必見です。(柳澤)

バックハンドも「アッパースイング」で振ることで打球が安定し、威力も出ると橋津監督は語る(モデル:徳田幹太)

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