5月25日、東京・代々木第二体育館に場所を移して行われた春季関東学生リーグ戦1部の試合は、男女ともに第6戦までが終了した。
まず、男子では、第5戦まで全勝をキープしていた中央大が、第5戦終了時点で1敗の専修大に3-4で敗れ、全勝校が消えた。専修大は0-2、2-3と追う展開が続いたが、6番で二井原が新人戦王者の石山に勝利し、7番ではカットの原田が菅沼をストレートで退けた。
0-2で迎えた3番で勝利し、悪い流れを断ち切った溜
6番で石山を抑えた二井原
2-2で迎えた5番で勝利した中央大の前出
同じく第5戦終了時点で1敗の明治大は、日本大に苦しみながらも4-2で勝利。3校が5勝1敗で並び、優勝は明日の結果を待つ形となった。
明治大に先制点をもたらした芝。2-2で迎えた最終ゲームは2-9から逆転勝利
日本大のエース、伊藤は飯村をストレートで完封
その他、早稲田大は駒澤大に4試合中3試合がフルゲームにもつれ込む接戦となったが、4-0で勝利。濵田兄弟の活躍に加え、2番の田村も加藤からマッチポイントを凌いで自信につながる勝利をつかんだ。
早稲田大の田村。気迫満点のプレーで逆転勝ち
涙する田村を早稲田ベンチが温かく迎えた
法政大は3-1リードから3-3に追いつかれたが、7番で原田が三浦をストレートで下して勝利を手繰り寄せた。
チームの決勝点を挙げた法政大の原田
なお、明日(26日)行われる男子最終戦の対戦は下記のとおり。
早稲田大 vs. 明治大
駒澤大 vs. 日本大
専修大 vs. 法制大
中央大 vs. 筑波大
※明治大、専修大、中央大の3校が、第7戦ですべて勝利、あるいはすべて敗れた場合は3校の直接対決の結果となる。明治大、専修大、中央大の3校の第7戦の勝敗が分散した場合は、直接対決の結果で1~3位の順位が決定する(自力優勝できるチームはいない)。
一方、第5戦終了時点で専修大、中央大、早稲田大、筑波大の4校が4勝1敗で並んでいた女子は、専修大が6戦目で早稲田大に4-1で勝利。1番で1年生の山岸が苦しみながらも先制点を挙げ、エースの首藤が単複で勝利を収めた。
最終ゲームは追い上げる堀江を振り切って勝利した山岸
シングルス、遊佐とのダブルスで勝利を収めた首藤(手前)
早稲田は司が一矢報いる
同じく筑波大も4-3で中央大を退け、専修大と同じく5勝目を挙げた。筑波大はツインエースの青井と牧野が単複で躍動。特に6番の牧野は武山に、4ゲーム目にマッチポイントを握られながらも逆転し、最終ゲーム5-9から逆転で勝利をつかんだ。
さすがの強さで先制点を挙げた青井
武山に逆転勝利し、チームの勝利を確定させた牧野
小柄ながらダイナミックなプレーで牧野を追い詰めた武山。勝利にわずかに届かず
その他、日本体育大は青山学院大に4-2で勝利。日本体育大は新人戦チャンピオンペアの岩木/西川が小林/木田に0-2から大逆転勝利できたのが大きかった。東洋大は國學院大に4-3で辛勝。ラストは1年の桧山が増田に完勝して、チームの勝利を決めた。
逆転勝利でチームに勢いをもたらした岩木(左)/西川
東洋大の勝利を決めた桧山
なお、明日行われる女子最終戦の対戦は下記のとおり
専修大 vs. 中央大
早稲田大 vs. 筑波大
東洋大 vs. 日本体育大
國學院大 vs. 青山学院大
※第7戦で筑波大が勝てば筑波大の自力優勝。第7戦で筑波大が敗れ、専修大が勝てば専修大の優勝。第7戦で筑波大、専修大が共に敗れれば4~5校間での直接対決の結果による1~5位の順位決定。
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