卓球王国 2024年12月20日 発売
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5月号の特集は「試合を変える1分間のアドバイス」。卓球界の賢者たちが語る60秒のノウハウ

卓球の試合は、ゲーム間に最大1分間の休憩時間がある。休憩時間でありながら、選手のベンチに入るコーチにとってはまさに勝負の1分間だ。指導する選手の様子を見ながら、相手選手の戦術やコース取りをチェックし、相手の戦術転換まで予測しながら選手にアドバイスを送る。

好評発売中の卓球王国5月号では、日本のトップクラスの指導者7名が登場。「試合を変える1分間のアドバイス」と題して、ベンチコーチでのノウハウを伝授してくれる。その顔ぶれは下記のとおりだ。

田㔟邦史(日本男子ナショナルチーム監督)
董崎岷(美崎クラブ/張本智和のプライベートコーチ)
今枝一郎(愛工大名電高監督)
橋津文彦(野田学園高監督)
偉関晴光(林昀儒専任コーチ)
真田浩二(愛工大名電中監督)
邱建新(邱卓球塾/水谷隼や石川佳純のプライベートコーチを務める)

この7名に加えて、ご存じ水谷隼さん(木下グループ)も登場。木下グループの後輩たちのベンチに入った経験や、選手として感じた「ベンチコーチの理想像」をキレのある水谷節で語ってくれた。

邱建新コーチや董崎岷コーチはまさに戦術のスペシャリスト。一方、高校生以下のジュニア選手を指導する今枝監督や橋津監督、真田監督は選手たちのメンタルも考慮しながら、選手たちを「乗せる」巧みな言葉力を見せる。東京五輪で金メダルを獲得した水谷隼/伊藤美誠ペアのベンチに入った男子NTの田㔟監督には、ダブルスでのアドバイスの基本も語ってもらった。

多くのトップ選手を育ててきた董崎岷コーチ

現役時代はダブルスの名手、指導者としてもダブルスのベンチで指導力を発揮する田㔟監督

「自分たちには縁のないレベルの話でしょ?」と思うかもしれないが、年代やレベルを問わず、チームメイトのベンチに入るケースは意外に多い。その時にゲーム間の1分間を有効に使う術(すべ)を少しでも知っておけば、チームでも一目置かれる存在になれるはず。6月号の後編では公立中学の顧問の先生など、初・中級者を教える指導者を対象に取材していくので、こちらもお楽しみに!

「否定的な言葉ではなく、選手を乗せるアドバイスに変わった」と語る愛工大名電高の今枝一郎監督

 

 

 

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