卓球が誕生したのは、1880年代のイギリスでした。テニスを愛好していた上流階級の人々が、「雨の日でも屋内でテニスをやりたい」という発想から、大きなテーブルを使う「テーブルテニス(table tennis)」、つまり卓球の原型を生み出したのです。現在では卓球は世界中に広まり、ITTF(国際卓球連盟)には226もの国と地域が加盟(2017年5月現在)。世界では競技スポーツの中でも有数の競技人口を誇ります。 強烈なボールの回転、そして一瞬の予測と反応。卓球の世界に一歩足を踏み出せば、その奥深いゲーム性と、ボールが生み出す美しい放物線に、誰もが心を奪われてしまうのです。
テニスのコートやサッカーのグラウンドに比べ、卓球台はとても小さなものです。足が遅い選手でも、頭を使ってコースを突いたり、回転を巧みに操れば、100m走を10秒で走る選手に勝てる。この高度なゲーム性が卓球の魅力です。 もちろん、トップ選手になると他のスポーツに負けないくらい、厳しいトレーニングを積んでいます。
卓球は自分の体力に合わせて運動量を調節できるので、何歳からでも、何歳になっても楽しめるスポーツです。なんと100歳の現役選手もいます。ピンポン球は軽くて小さく、当たってケガをする心配もありません。 親子の二世代だけでなく、おじいちゃんも一緒に三世代で楽しめるスポーツ、それが卓球です。
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