中学校の指導者、クラブチームのコーチの間で、最近まことしやかに「全中がなくなるらしい」という噂が流れている。それは学校の教員の働き方改革から端を発し、「中学校の部活動をなくし、地域移行しようとしている」という話に広がり、それを火元に、「全中がなくなる」という煙となって広がっているようだ。ことの真相を探るべく、中体連、日本卓球協会の関係者に取材を行った。
[特集の見出し]
■3年後に9競技の全中が取りやめとなるが、卓球は残りの11競技として全中を継続
■日本卓球協会の登録者の47%が中体連の登録者、中学生の登録者数は14万人を超える
■もし部活の中学生が激減したら協会も卓球メーカーも大打撃となる
■海外が絶賛する学校スポーツ「部活」。卓球のコアなファンを作り出している
■過大な部活の制限を受ける公立校と、私立校の実力差が拡大している
■「日本卓球協会に全中の代替大会を作ってほしい」「部活は人間形成の貴重な場」
■協会も動き出す。地域移行は止められない。今から4本の柱で準備をする
■「部活は楽しい。涙ぐましい卓球部への勧誘努力をしている教員が全国に何万人もいる」(神村)
卓球王国最新号12月号で6ページの特集を組んだ。卓球愛好者の多くが経験した「部活動」が今岐路に立っている。
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