競技初日が終了し、学校対抗2回戦までが終了したインターハイ。今大会は男子4校、女子2校が初めてインターハイ学校対抗に出場。女子の星槎横浜が第2シードの桜丘を破る活躍を見せているが、ここでは他の初出場校の戦いぶりを紹介していこう。
●女子学校対抗1回戦
〈明大八王子 2-3 桜の聖母〉
東京第2代表としてインターハイ学校対抗初出場を果たした明大八王子。文武両道で平日の練習時間はおよそ1時間半という環境の中、女子の強化から10年で初めてインターハイの舞台に立った。
1回戦の相手は2023年度選抜3位の桜の聖母。2番の國枝、3番のダブルスがともにフルゲームで勝利して初勝利にあと1点に迫ったが、4・5番は東北の強豪が意地を見せて逆転。惜しくも初出場・初勝利は逃したが、ガッツあふれる戦いぶりで存在感を見せた。
2番で勝利した國枝
ダブルスはゲームカウント0-2から大逆転勝利
1番に出場の中野は2022年7月号〜2023年1月号で連載の「卓球基本テクの教科書」で技術モデルも務めてくれていました
●男子学校対抗1回戦
〈エナジック 0-3 鎮西学院〉
メンバー5人は全員1年生という布陣で初出場をつかんだ沖縄・エナジック。野球部は創部3年で今年春の選抜高校野球に出場し、「ノーサイン野球」でも注目を集めた。卓球部も野球部に続き、全国で1勝…といきたいところだったが、長崎の伝統校・鎮西学院にストレートで敗戦。しかし、来年以降も沖縄高校卓球界を牽引する存在となりそうだ。
2番で1ゲームを奪った嘉数
●男子学校対抗1回戦
〈秀岳館 1-3 青藍泰斗〉
熊本から初出場の秀岳館。これまでも熊本県内では実力校として存在感を見せていたが、学校対抗には初出場。ダブルスで勝利し、1番に出場した上村がフルゲームまで食らいつき奮闘を見せたが、惜しくも初勝利はおあずけとなった。
1点を奪った上村/森永
●男子学校対抗1回戦
〈鳥取城北 0-3 樹徳〉
昨年初出場を果たし、ベスト16まで勝ち進んだ女子に続き、男子も初出場を決めた鳥取城北。1番で田中がゲームカウント2-0とリードするなどしたが、樹徳に0-3で敗れた。試合後、吉田監督は「やっぱり卓球への向き合い方の部分でまだ足りないものがある」とコメントを残した。
勝利にあと1ゲームまで迫った田中
●男子学校対抗2回戦
〈清凌 0-3 上宮〉
インターハイ常連の富田を破って岐阜代表をつかんだ清凌。2007年度全日本ジュニアベスト8で筑波大でも活躍した谷村監督に率いられてインターハイの舞台に立ったが、名門・上宮に力及ばず。2番とダブルスが1ゲームを奪うにとどまった。
上宮に挑むもストレートで敗戦。写真は坪内/川畑
ツイート