本日、7月30日から山口・J:COMアリーナ下関で開幕するインターハイ卓球競技。大会の最後にチャンピオンが決定する男女シングルスは競技3日目の8月2日からスタートし、最終日の8月4日に決勝が行われる。ここでは男子シングルスの優勝争いを予想していく。
第1シードは昨年準優勝の齋藤俊太朗。1回戦からの登場となったが、坂井雄飛(現・愛知工業大)、鈴木柊平(現・日本製鉄名古屋)ら優勝候補を破って決勝進出を果たした。全日本ジュニアでは4回戦敗退に終わったが、堅実かつ力強いプレーで優勝を狙う。第2シードの谷本拓海は昨年3位。全日本ジュニアで3位、東京選手権ジュニアで準優勝と、その後もコンスタントに結果を残しており、今大会も上位に顔を出すだろう。
齋藤俊太朗
谷本拓海
齋藤、谷本と3年生が第1・2シードとなっているが、今大会は有望な1年生が多く、いきなり王者に輝く可能性も十分にある。第3シードの川上流星は全日本ジュニア準優勝で、東京選手権ジュニアでも決勝で谷本を破って優勝。大舞台での強さも光る大物だ。
第4シードの岩井田駿斗も全日本ジュニア3位。岩井田は学校対抗、中野琥珀とのダブルスでも優勝候補に挙げられており、三冠も狙える。川上と岩井田以外の1年生では伊藤佑太、島田翼、中野琥珀、吉田蒼らにも注目したい。1年生での男子シングルス優勝となると、2010年大会の丹羽孝希(現・ファースト)以来となる。
川上流星
岩井田駿斗
伊藤佑太
島田翼
吉田蒼
野田学園は地元・山口での開催となったことで出場枠が増え、シングルスに8人が出場。いずれも高い実力を持っているだけに上位を席巻する可能性もある。愛工大名電は杉浦涼雅がベスト16シード、持田陽向がベスト32シードに入ったのみだが、面田知己など上位争いに絡む力のある選手は多い。
杉浦涼雅
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