本日、7月30日から山口・J:COMアリーナ下関で開幕するインターハイ卓球競技。大会の最後にチャンピオンが決定する男女シングルスは競技3日目の8月2日からスタートし、最終日の8月4日に決勝が行われる。男子シングルスに続いて女子シングルスの優勝争いを予想していく。
昨年、1年生で女子シングルスを制した竹谷美涼(リベルテ)は今大会に出場せず。前回女王不在で優勝が争われる。第1シードは昨年3位の山室早矢。全日本ジュニアでも3位に入賞しており、高い守備力と両ハンドでの攻撃で頂点を狙う。カット型の女子シングルス優勝となれば、1991年大会の坂田倫子以来となる。第2シードの面手凛は全日本ジュニアで2年連続準優勝に輝いているが、インハイでは1・2年時ともベスト8で終戦。最後のインハイで狙うのは頂点だけだ。
山室早矢
面手凛
第3・4シードには四天王寺の2本柱、青木咲智と髙森愛央。青木は1年生で女子シングルスのタイトルを獲得したが、昨年は準々決勝で山室に敗れた。6月から7月にかけて行われたアジアユース選手権ではU19女子シングルスで優勝と調子を上げている。2年ぶりの王座奪還でインハイを締めくくりたい。髙森はインハイ、全日本ジュニアともベスト8。実力はあるものの、中学生時代からビッグゲームでは準々決勝敗退が多く、このインハイでひとつ殻を破りたいところだ。
四天王寺からは青木と髙森の他、井上真夕と冨田純菜が女子シングルスに出場。いずれも上位に勝ち進んでもおかしくはない実力がある。また、同じ大阪のリベルテから出場の吉本はなも上位候補のひとりだ。
青木咲智
髙森愛央
吉本はな
昨年ベスト8、一昨年3位の田旻一は超高校級のパワーを武器に20年ぶりの留学生女王を目指す。熊田陽花と大野紗蘭は昨年、1年生でベスト16に進出し、ステップアップに期待。2年生では星槎横浜の櫻井花と牧野美玲、遊学館のエース・日下部詩季にも注目。全日本ジュニアでベスト8に入った渡邉心葉は粘り強いプレーでインハイでも上位に絡みたい。
田旻一
熊田陽花
大野紗蘭
渡邉心葉
牧野美玲
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